暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、少年はPKKプレイヤーとなる
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あれから数ヶ月が経った。
もう季節は夏に差し掛かってきている。
このソードスキル____暗殺剣だがやはり俺しか持っていない様だ。
ユニークスキルとでも言っておくか......まあいい。

それより、このスキルは中々使い勝手が悪い。
チート級の最強スキルという訳ではないのだ。
このスキルは、全スキルのCTが総じて長い。
その上、体した威力も発揮しない。

このスキルが真価を発揮するのは、ステルス状態の時だ。
この状態でソードスキルを使用すれば、一撃で相手に致命傷を与えられる。
だが、見つかると厄介だ。

このソードスキル、直接戦闘系スキルが一つしかない。
それもCT10時間以上の大技だ。
通常は純粋な剣術で戦うしかない。

まだ無茶なレベル上げを続けているが、中々難しい。
一々モンスターを暗殺するのは効率が非常に悪いんだ。
だが、純粋な剣術を極めれば、それだけ対人戦で有利になる。

別に俺の目的はこの世界____アインクラッドから脱出する事ではない。
俺からユウを奪った奴ら.......ラフコフを全滅させる事だ。
対人戦を極めるか。

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数週間前、面白い情報が入ってきた。
ある街の鍛冶士がラフコフメンバーだという情報だ。
なのでこいつを数週間、見張ってみる事にした。
俺を見つける事は存在を確認していても困難を極める。
大丈夫な筈だ。

1日目____

奴は女だった。
別にラフコフメンバーらしき様子も無い。
だが、ラフコフメンバーであれば、例え女であろうと俺は無慈悲に殺す。


2日目____

変化はない。
強いて言えば客が昨日より多いという事くらいだ。


3日目____

今回も変化は無し。
やはり違うのだろうか?


7日目____

一向に変化は無い。
そろそろ違う気がしてきた。
ガセネタに踊らされていただけなのかもしれない。


14日目____

やはりラフコフメンバーだった。
左手の手首に、笑う棺桶の印があった。
確証を得るまで時間を要したが、見つけられたのならば良い。
あとは死刑を執行するだけだ。

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その日の夜、彼女は一人で外出していた。

俺はその目の前に堂々と姿を現す。

「だ、誰ッ!?」

「よぉ.....快楽殺人者......」

「なっ......なにを......」

「お前の左手首に笑う棺桶の印があるのを見た。」

「クッ!」

そいつは腕を抑える。


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