ターン40 鉄砲水と七色の宝玉
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ーズ・タイガー(攻)
???(宝玉獣 コバルト・イーグル)
魔法・罠:宝玉の集結
宝玉の解放
宝玉獣 アメジスト・キャット
「僕のターン!セット状態のフロストをリリースして、アドバンス召喚!出て来い、氷帝メビウス!」
氷帝メビウス 攻2400
「氷帝メビウス、そのカードは!」
「その通り、メビウスはアドバンス召喚時にフィールドの魔法・罠カードを2枚まで破壊できる!フリーズ・バースト!僕がこの効果で狙うのは宝玉の集結、そして僕のフィールドに存在するこの伏せカード!」
「自分のカードを?」
ヨハンの疑問はもっともだ。何しろ、このデッキにこういったギミック……なんて大げさなものじゃないけど、とにかくこの組み合わせが仕込んであることを知らないんだから。僕が破壊宣言した伏せカードが、勢いよく表になった。
「メビウスの効果にチェーンして永続トラップ、安全地帯を発動!このカードは発動時に攻撃表示モンスター1体を対象にとって、そのモンスターをあらゆる破壊から守ったうえで効果対象にもならなくさせる。だけどそのデメリットとして、このカードが破壊された時にそのモンスターも破壊される……もうわかったよね?これでサファイア・ペガサスを撃破!」
安全地帯は単体除去カードです、オーケー?まあとにかくその指示に従い、メビウスがこちら側と向こう側に無数のつららを生やす。地中から生えたたくさんのそれが、2枚のカードを同時に貫いたように見えた。
そう、見えただけだった。確かに僕の安全地帯はその中心をぐっさりと貫かれていたのだが、宝玉の集結の姿がない。
「宝玉の集結のさらなる効果をチェーン発動させてもらったぜ。このカードを墓地に送ることでフィールド上の宝玉獣1体と相手フィールドのカード1枚を選択し、その2枚を持主の手札にバウンスする効果だ。俺が選んだのは氷帝メビウスと、俺のフィールドで宝玉となっているアメジスト・キャットの2体!」
「メビウス!?」
メビウスの巨体が風となって消えさり、後にはただ融けかけのつららのみが残った。
「くっ……だけど安全地帯の破壊には成功したから、サファイア・ペガサスだけでも破壊はできたはず!」
「ああ、確かにその通りだ。だがな、俺の発動していた装備魔法、宝玉の解放にはもう1つ効果があるのさ。あのカードは墓地に送られた時、デッキから宝玉獣1体を宝玉化することができる。俺が選ぶのは、アンバー・マンモスだ」
アメジストの塊がヨハンの手札に戻り、すぐその位置には文字通りの琥珀色に輝くアンバーと力を失ったペガサスが変化したサファイアが輝きを放つ。こっちがどれだけ手を尽くしても、決してステータスが特筆して高いわけでも効果が目に見えてチートなわけでもな
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