第四話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
る。腕や足と関係なしに弾が当たれば倒れるし、そして後ろに駐車したバイクも巻き込んでバイクは弾丸が何発も命中してスクラップとなる。
そして俺と平野が撃ち漏らして無事なチンピラは、毒島は木刀で撲殺して所持しているクナイを投げて脳天に命中させて絶命させた。先ほどまで粋がっていたチンピラは見る影もなく、血の水たまりがその場に形成されて、ただの肉の塊が形成されていた。
「これが現実なの……」
「どうしてなんだ……」
「いや……いや……。」
宮本、卓造、ナオミの三人は目の前で起きた惨劇を理解できないように呟いた。その気持ちはわかる。平和な学生生活と一変して、この惨劇は既に世界の常識となるのは受け入れがたいだろう。
だけど、受け入れなければいけない。そうしなければ俺達は死ぬ。
「現実だ。これが今の俺達の……な」
世界は崩壊した。それは受け入れない奴から死んでいく。それが現在の、この世界のルールなんだからな。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ