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学園黙示録ガンサバイバーウォーズ
第四話
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近まで普通の学生であったのに、いきなり人に向けて銃を撃てなど戸惑うのも無理はない。出来れば先制攻撃で、馬鹿どもを全滅させたいが、流石にそこまで割り切りは出来ていないようだ。

「仕方ない。なら鉢合わせして、戦闘が回避できないと思ったら撃て。以上!」

そう言って俺はデスバレットで愛用してあるアサルトライフルIMIタボールTAR21を装備した。イスラエルが開発したブルパップ型アサルトライフルであり、コンパクトなアサルトライフルで射程も5・56mmNATO弾を扱う銃にしてもかなり確保されており、何より狭い市街戦を想定して作られているため取り回しが安易で、他にも他国のアサルトライフルと比べて重量も軽いのが特徴だ。

平野はMP5A5を装備しており、重量が軽く簡易狙撃銃として使えるためこれにした。毒島も木刀を構えて戦闘態勢を整えた。

「戦闘準備だ。警戒を怠るな」

TAR21のコッキングレバーを引いて射撃準備は完了だ。そしてバイクのマフラーを派手に吹かして武装集団のチンピラ達は降りてきた。そして俺達に向けてニヤニヤと笑っている。


「おいおい女を沢山つれてるぜ!!しかも美人で巨乳ちゃんだぜ!!」

「マジかよ!たまんねー!!」

お決まりのセリフだ。下品な笑い声に、自分の性欲丸出しの連中に俺は呆れたとしか言えなかった。

「オラー!こいつはサツから奪った拳銃だぜ!本物だぜ本物!!こいつで撃たれたくなかったら車と女を置いていきやがれ!!」

「安心しろよ!俺達が友好的に使ってやるよ!!」

こうなるから俺は先制攻撃を進言したんだよ。誰もが認めたくないだろうが、たった一日で人がここまで変化するものなのかと思うだろうが、否定した所で現実は変わりはなしない。今まで法律的抑止力があるからこそ人は冷静で入られた。しかし、それがなくなった今ではそんなものを気にせず自分の欲望を満たそうと、実行に移す馬鹿はいる。

そういう輩とも俺達は戦わないといけない。

「平野。いつでも撃てるか?」

「大丈夫です。僕だって学校で<奴ら>を何人も倒したんだ。生きた人間だって殺せる!」

「毒島は?」

「愚問だ。理性なき輩に慈悲を与えるつもりはない」

なら問題はない。俺達の生を邪魔する輩は<奴ら>じゃなくても容赦はしない。そしてトリガーに指をかけて俺達は発射する!

「ジャックポンド!!」

「ロックンロール!!」

一斉に銃声が鳴り出した。フルオートの独特の発射音があたり一面に充満する。空薬莢が次々と地面に落ちる。空薬莢がおちる=弾丸が発射されている合図でもある。

いきなりの事態にチンピラ共は慌てるが時は既に遅しだ。チンピラ共は次々とバタバタと倒れる。弾丸が数発ほど命中して糸が切れた人形の様に崩れ落ち
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