2部分:第二章
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大きくて目立つだけではないがそれ以上に柔道の全国大会で優勝している為それで有名になっているのだ。
「いや、僕は」
「確か萩原先輩と同じクラスですよね」
「いいですね」
「いいって」
彼は彼女達の今の言葉にも目が点になってしまった。
「いいんだ。一緒のクラスで」
「だってあんなに優しい人ですよ」
「私達先輩にとても感謝してるんですよ」
彼女達は実に晴れやかな笑顔でこう語るのだった。
「親切に教えてくれますし」
「何があっても怒らないで丁寧ですし」
「親切で怒らなくて丁寧って」
とりあえずそれは彼はおろかクラスの皆が否定する項目であった。
「そうなんだ」
「よく気が利く人ですし」
「ああいう人になりたいですね」
「あの、君達って」
戸惑ったまま彼女達にまた問う彼だった。
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