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。胸のうちにある苦悩を。
「この前山篭り、したんです……」
「……あぁ」
心当たりがある初霜は、野分の言葉に相槌をうって頷いた。野分は事情を知る初霜に目を向けた後、静かな、ただただ静かな目で窓の外の空へ視線を移した。遠くを見る、そんな目だ。
「熊って、あんな風に絞め殺せるんだなって……」
野分の重すぎる呟きに、初霜は何も言えなかった。とりあえず、あの姉妹の下二人をどうするべきか考えつつ、初霜は野分を甘味処にでも誘おうと思った。
途中で長月と菊月も呼んで、と。
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