【第1部】
【第1章】幼子世界を超える。
自己紹介します。
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いと諦めました。
結局、何度言い聞かせても、似たような発音しか出来ず、エルヴィンは『えりゅ』、リヴァイは『りぃ』になってしまいました。
「それで、リヴァイ。ゆずをどうしたい?」
「・・・俺が・・・育てる。」
「そうか。将来的に調査兵団の力になるかもしれない。この子は調査兵団で保護することにしよう。」
「っ。・・・ああ。」
リヴァイはエルヴィンが何のメリットを感じる事無く動く事はないと改めて感じましたが、それでもこの腕の中で見上げてくる大きな瞳と、胸元のシャツを握る小さな手を離したくないと感じていました。
報告を終えてリヴァイは調査兵団の現在の拠点にしている施設へと向かう事にしました。
この本部は上官や他の兵団の出入りが激しく、兵士たちは別の場所に拠点を置いているため、リヴァイはこの本部でゆずを保護することは考えていないのです。
「りぃ。おそと、いきゅの?」
「ああそうだ。ゆず。もう一度飛ぶことになるが平気か?」
「っ??こ、こあいにょ、やぁー。」
「チッ。仕方ねぇ。高く飛ばねぇし、ゆっくり飛んでやるから慣れろ。」
門を抜けてリヴァイは立体起動装置を使おうとすると、後ろから追いかけてきたエルヴィンが声をかけます。
その手には布のような物が握られていました。
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