1部分:第一章
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りわけブレザーの制服のミニから見えるその脚線美が絶品だった。しかしであった。
彼女に声をかける男はいなかった。理由は簡単であまりにも怖かったからだ。それで折角の美人が台無しだという言葉もあった。
「あれで性格が穏やかだったらな」
「言うことなしなんだけれどな」
「全くだよ」
これが彼等の華への印象だった。しかも彼女が強いのは気だけではなかった。
「古武術だったか?」
「ああ、それやってるってな」
武道もたしなんでいるのである。
「部活は空手だしな」
「しかも主将だろ?女子の」
「三段だってよ」
つまりかなり強いのである。容赦ないまでに。
「あれじゃあ本当に誰も言い寄らないよな」
「実際痴漢をのしたことあったしな」
「おい、そんなこともあったのかよ」
「何でも中学校の時な」
彼女の中学校時代のことは既に伝説になっているのだった。
「電車の中で胸触ってきた奴をな」
「一撃か」
「みぞおちにこれだったらしいぜ」
一人が実際にみぞおちに拳を放つ動作を見せてきた。その動きはあまり速くはなかったが周りには華がそうした光景が目に映ったのだった。
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