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執務室の新人提督
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中尉の相に、提督は何も言えなくなった。
 
 だから彼は、片桐中尉が追加注文したビールを、空になった彼のコップに注いだ。片桐中尉は潮に焼けた顔に男くさい笑みを浮かべ、提督も生白い顔に腑抜けた笑みを浮かべ、意味もないのにお互い声を上げて笑った。
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