暁 〜小説投稿サイト〜
神様転生した先のサイバーパンクで忍者になって暴れる話
シチュエーション・オブ・ソウカイヤ
4話
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少し歩くと、吹き抜けになっているトレーニング場についた。下はアリーナ状になっている。
それをぐるりと見下ろすふうま達がいる場所のガラス窓は、すべて強靭な防弾ガラス製となっていた。

「あそこです」

下のアリーナには、新型のクローンオーク達がボーリングのピンめいて整然と並んでいる。
ふうまが美琴に目をやる。隣にいる美琴は意を組んだように、近くのボタンを押した。
ソウカイヤ・マークの描かれた巨大なショウジ戸が開く。中から魔界に生息するの凶悪な魔獣が姿を現す。たちまちクローンオークたちに飛び掛っていった。
 並のオークでも何十人がかりでも殺せない、恐るべき魔の生物だ。
 だがクローンオークは、全員まったく同じ動きで左の腰からスラッグガンを抜き、一糸乱れぬ射撃で魔獣をアノヨに送った。
 それから、まったく同じ動きでスラッグガンを仕舞い、まったく同じ動きで床にタンを吐いた。ナムアミダブツ! なんたる統率力か!

「タン吐きの制度もますます磨きがかかっているな」
「毎度お世話になっております! クローンならではの統一感で、敵を打倒します! Y-13に敵う存在は実際少ないかと」

ふうま達の後ろで、興奮した研究員が声を上げていた。

「じゃあ、アルカ・スティエルと戦わせろ」
「アイエッ!」

ふうまの言葉と共にトレーニングアリーナに、ジョットパックを装備した露出の激しい女が進入。

「充電率100%。発射します」

クローンオークが身構える前に、アルカと呼ばれた女は腰元にある小型の筒を構える。

「イヤーッ!」
「「グワーッ!」」

小型化された陽電子砲から放たれる、ボジトロンキャノンがクローンオークを瞬く間に殲滅した!サツバツ!

「あっという間に消し炭だ!」

楽しそうにふうまは声を上げた。
後ろでは研究員が、余りの光景に失禁。床に腰を落とした。

「申し訳ありません。不出来な物を見せた責任を取って、今すぐセプクします!」
「いやいい」

研究員の方にふうまとヨシ琴が向き直る。

「大量生産品が、貴重な人員より強いのはうまくない。いい仕事だった」
「毎度お世話になっております!」

安堵と声と共に、研究員が立ち上がる。そんな彼に美琴が冷たい視線を送っていた。

「だけど、貴方は私の研究室の床を汚したわ」
「アイエッ!」

ヨシ琴が一瞬で研究員の目先まで移動した。そのまま研究員を異形の右腕で捕まえる。

「アイエエエエ! アイエエエ! 助けアバッ!」

感触を楽しむようにゆっくりと研究員の頭をつぶした。
彼女の顔は紅潮している。
美琴はねっとりとした視線をふうまに送る。その意味を察したふうまは、彼女に近づき腰元に手を置いた。

「このあと、時
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