十九人目
SYMPHONY OF DESTRUCTION
九話
[8]前話 [2]次話
龍刀。
いきなりだ。
いきなり注文しやがった…
ああ、素材は全て揃ってたぜ?
ありゃ何処かでよ、あの巨龍殺って来たんだな。
角がまだ、生々しいぬくもりを持ってたからよお…
兄さん、あんた竜人だろ?
龍刀なんて持っていいのか?
いつできる…
まあ…そうだな。
要る材料は全部あるから、半日ってとこだな。
その時また来る…
その注文をよ。
俺はきっちり造ったよ。仕事だからな。
龍刀を渡す時…
あの兄さん、黒い稲光をよ…
全身に囲いながら出て行ったよ。
死にてえのかな…そう思ったがなあ…
あ?
眼の色?
綺麗な銀だったよ。珍しいよなあ…
紅蓮なんてよ。
俺ら竜人が持ったら三日で死ねる代物だ。
お前はもう知ってるだろうが…
竜の弱点は、竜人の弱点でもあるからな。
これで、奴が普通に生きてたらもう…
何をしても勝てねえだろうな…
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ