第31話 アグニス火山
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の名はブレイジン・フリザード!俺を熱くしてくれ!ゼェロォォォッッ!!」
こちらにかなりの勢いで飛び掛かってくるフリザードだがゼロは僅かに後退して、ロッドのチャージ攻撃をお見舞いする。
「グオッ!や、野郎!燃えて消え去れ!!」
吹き飛ばされたフリザードは体勢を立て直すと、ゼロに火炎放射を繰り出す。
シールドブーメランで受け流しながら間合いを詰め、二本のセイバーをロッド形態にするとロッドによる連撃を浴びせる。
「ぐっ!!なら、フリルブーメラン!!」
怒濤の連撃を耐えながらゼロに向けて襟巻きのようなブーメランを投擲する。
しかしゼロもシールドブーメランという武器を所有し、ルインもこの手の攻撃手段を持っているため、この手の攻撃には慣れている。
ダッシュジャンプでブーメランをかわしながらフリザードの背後を取り、攻撃手段の一つと思われる尻尾をセイバーで斬り落とした。
「ぐおおっ!?よ、よくも俺の尻尾を!!」
「フンッ!!」
再びロッドのチャージ攻撃がフリザードに炸裂する。
今回のロッドのチャージ攻撃は敵を吹き飛ばすことが出来るために、敵との距離を離したい時に重宝する。
「動きが遅い。俺はお前よりも手強い炎を操る敵と戦った。」
ロッドのチャージ攻撃をフリザードの顎に叩き込んで浮かせ、そしてもう片方のロッドのチャージ攻撃を鳩尾に叩き込んで壁に叩き付けた。
予想以上の使い勝手の良さであり、この武器はチャージ攻撃を使いこなせさえすれば近接戦闘においてかなり役に立つ。
「リコイルロッドの練習相手には丁度良い…」
「ぐっ…!練習相手…だと!?俺を練習台にしていたのか!?」
「そうだ」
フリザードの言葉にアッサリと言い返し、それによりフリザードは激昂した。
「ふざけるなああああっ!!お前を消し炭にしてやる!!ファイアスプリンクラー!!!」
襟巻きを回転させての全方位火炎放射。
まともに喰らえば大ダメージは避けられない…当たればの話し合いだが。
ゼロはロッドの片方をセイバーに戻し、チャージしていた片方のロッドを勢いよく地面に叩き込むと、衝撃によってゼロは通常より遥かに高いジャンプをした。
それはロッドのチャージ攻撃でかなりの距離があったフリザードの真上まで軽く行ける位に。
天井に足を着け、足に力を入れて一気にフリザードに向かって突撃した。
「なっ!?」
「はああああっ!!」
勢いを加算したチャージセイバーがフリザードに炸裂し、フリザードの体を容易く真っ二つにした。
「俺の炎を…掻き消すとは…!何て…奴…だっ。しかし…必ずバイル様が…世界を…炎に……包んで下さる…はずだ。お前に…我らの…新たなる世界の炎を消すことは…
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