五話 船出のとき
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ネウロイが装甲を撃ち抜かれ,銃創から侵食されている原因も、‘‘マナ”のこの性質だ。
対水装甲を纏っていないネウロイなら貫通していただろう。
もう一つは祓う力…物質に宿った怪異や外部からの影響を拒絶し、取り除くことができる。
例えば、弾丸にマナを込めて撃てば抗力や重力を極限まで無視するため、射程距離が大幅に伸びると同時に,貫通力などが上がる。海戦ウィッチが超長距離からネウロイを攻撃できるのはこのためだ。
だからといって、普通この距離からは当たらない。命中する理由は私の固有魔法にある。
『もうちょっとひだりです』
(分かった。)
『ネットワーク』を使えばNARUT○の輪廻眼のように,ネウロイの近くの妖精さんと視覚などを共有できる。なので、ターゲットに当てるならどこを狙えばいいのかだいたいわかるのだ。初弾が外れても、そもそも射弾観測をしているような状態だから すぐにズレを修正できる。
「…Fire!」
・・・・・胴体に命中。数秒後、コアにダメージを与えたのか ネウロイは破片となって砕け散った。
───────────
遺跡の壁画を見たときから感じていた違和感…あの日やっと理由が分かったんだ。
この世界にも海魔など水棲怪異の話は存在する…なのに、
一体いつから−『怪異は水を渡れない』と錯覚していた?
・・・・・あのときの戦慄が、私を海戦用ストライカーユニットの開発に駆り立てた。
…それに『原作』通り現れなかった場合でも、船団護衛や港の防衛には使えるから役立たずにはならないからな。
◇◇◇◇◇◇◇
「御協力感謝します。」バルトランドのウィッチはそうこちらに礼を言うと、直ぐに飛び立っていった。負傷した仲間が心配なのだろう・・・・連合軍上層部もあれくらい仲が良ければ、もっと被害を減らせるんじゃないかね?
・・・・船はバルト海を進み、やがて、目的地へと到着した・・・・
ここはカールスラントの港町,ロストック。近くの海軍基地でしばらく働くことになる。
『そういえば、なにしにきたです?』
また忘れたのか?
機械化水上歩兵の技術指導だ、 主にカールスラント海軍のな。
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