3部分:第三章
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に対して注文した。
「背のことだけは言わないでね」
「さあ」
ところがこの質問にはとぼけてきたのだった。
「それはどうかな」
「そんなのだったらその一人にも嫌われるわよ」
「えっ!?」
そう咲菜に言われると何故か声を強張らせるのだった。
「そうなんだ」
「そうなんだって。何よ」
強張った声になった菊次郎に対して問うた。
「急に固まって。んっ!?」
「あっ、いや」
見れば菊次郎は強張ったままだ。咲菜はそんな彼を見ながら顔を顰めさせる。彼女は何故彼がそうなったのか不思議で仕方なかった。
「何でもないよ」
「何でもないの?本当?」
「ああ、だから」
今度は声を震えさせていた。いつもの飄々とした様子が完全に消えていた。
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