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リリなのinボクらの太陽サーガ
エピソード2・グラウンドゼロズ
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まないが吹雪が過ぎた後、陸路でアースラまで戻って来てくれ』

『遊撃隊、了解。……なのはさんは無事ですか?』

『かなり厳しいらしいが、応急処置は行っている。アースラに到着次第、集中治療を行うから吉報を待っててくれ』

『了解!』

応援に来た遊撃隊とクロノの通信を聞いて、ヴィータ達は一応の危機は去ったと思った。……思ってしまった。故に気付けなかった……隠れ潜んでいた敵、伏兵の存在に。

ピーッ! ピピーッ! ピピピピーッ!!

「アラート音!? おい、何が!?」

「スティンガーミサイルです! 回避間に合いません!!!」

「………ッ!!」

直撃……爆発。

機関部が破壊され、炎に包まれるヘリはローターに引っ張られるように回転しながら、山脈の中腹に向かって落下していく。そのまま為すすべなく墜落、地面に叩き付けられて部品を撒き散らしながら転がっていき……岩に衝突して爆炎が立ち上る。

その後、ヘリから帰投の連絡が来ない事に違和感を感じたクロノだが、艦長という立場と吹雪のせいでどうする事も出来なかった。やがて吹雪が晴れて遊撃隊が帰還する途中に、ようやく墜落したヘリが発見される。

髑髏との戦いの場を離れてから、約3時間後の発覚であった……。

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