十四話:落ちた少女
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たなぁ」
「ご、ごめん。心配かけたよね」
はやてからのからかい半分、心配半分の言葉を聞いて申し訳なさそうに縮こまるフェイト。
合格発表の場で自らが落ちたことを確認した後のフェイトは結果をクロノとリンディに伝えた後に部屋に籠りアルフを抱き枕にしてふて寝をしていたのだ。
その落ち込みようがクロノからなのは、はやてに伝えられて今の状況に至るのだ。
「誰だって落ち込むときはあるから仕方ないよ、フェイトちゃん」
「ありがとう、なのは。でも、これから頑張るから」
「そう言えば、なのはちゃん。ヴィータからこの前、撃墜されそうになったって聞いたけど大丈夫なん?」
見つめ合い、二人きりの世界に入っていきそうになるなのはとフェイトを引き戻すべく、別の話題を出すはやて。
すると、面白いほどの勢いでフェイトが心配から釣れてしまう。
一瞬で心配で仕方がないという顔になりペタペタとなのはの体に触りだす。
「大丈夫、なのは! 怪我とかしてない!?」
「フェ、フェイトちゃん。大丈夫だから、大丈夫だからやめて! くすぐったいよ!」
「ほほう、怪我か、それは大変やなぁ。フェイトちゃん、私も手伝うで」
「はやてちゃんも悪ノリしないでよぅ!」
その後、たっぷりとなのはで遊んで後で開放するはやて。
その顔は何故か異常な程に輝いていた。最近、主がセクハラまがいの行為を行ってくるとシグナムとシャマルが頭を抱えているという噂は真実だと悟り、なのはは少しばかりはやてから距離を取ることにした。
そして、もう来ないことを確認した後で小さく喉を鳴らして説明に入る。
「確かにお仕事の帰りに未確認の敵に襲われてちょっと危なかったけどヴィータちゃんが守ってくれたから大丈夫だよ」
なのはは、少し前に武装隊の演習で異世界に行ったのだが、そこで謎の機械に襲われたのだ。
しかし、相手は未確認と言えどなのはの相手ではなかった為にあっさりと撃退した。
途中で日頃の疲れからか軽く攻撃に当たるという危ないところもあった。
だが、一週間に一回は強制的に休まされていたおかげか大事には至らずに救援に来たヴィータによって助けられた。
「まあ、その後に念のために行った病院で無茶のし過ぎって言われちゃったけどね」
「なのはの砲撃はただでさえ体への負担が大きいんだよ」
「あんま怪我せんといてよ。なのはちゃんが休む日が増えたら私も一緒に増やされるからなぁ」
闇の書事件でのカートリッジシステムの無謀ともいえるインテリジェントデバイスへの搭載。
さらに闇の書の闇に対して使用したエクセリオンモード。
これらの負担が自身とレイジングハートの体に蓄積されていると改めて言われて流石のなのはも反省した。
同時に自分もはやてと一緒に休んでお
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