暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?魔窟〜Devil’s Laboratory〜
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一尉が起きてきた。
「おはよう」「おはようございます」
「今、朝ご飯用意するから」
「あー、いいよ。俺がやるから。おまえはゆっくりしてろ」
「ありがとう」
リビングでクイントさんやナカジマ一尉と他愛無い話をして時間を潰し、そして6時15分ごろ・・・
「ルシル君。そろそろ行こうか」
「はいっ」
「クイント、坊主。気ぃつけてな」
俺とクイントさんは集合場所である地上本部へ向かうため、ナカジマ一尉に見送られながら家を出ようとしたその時、「母さん」「おかーさん」玄関にパジャマ姿のギンガとスバルがやって来た。
「おはよう、ギンガ、スバル。ごめん、起こしちゃった?」
「ううん。お見送りしようってスバルと決めていたから・・・」
「おかーさん、頑張ってね。ルシルさんも、頑張ってね」
「ありがとう2人とも。おかーさんは大丈夫よ。何せルシル君が一緒に仕事してくれるんだから♪」
そう言ってクイントさんがギンガとスバルの頭を撫で、俺に微笑みかけた。だから俺も「大丈夫。クイント准陸尉と一緒に帰ってくるから」そう言って2人に微笑みかけると、スバルが「約束」小指を立てた。
「約束を交わす際の指切りっていう習わしはナカジマ家に古くから残っててな。これまでは家族内だけでやってたんだが。なんの偶然か俺の遠いご先祖と同じ世界から坊主が来てくれた。悪いが付き合ってやってくれ」
「もちろんですよ。じゃあスバル。指切り」
スバルの小さな小指に自分の小指を絡ませて「ゆ〜び〜き〜り♪」スバルの歌を合図に小指を離す。スバルは「えへへ♪」俺に満面の笑顔をくれた。すると今度は「私もお願いします!」ギンガも小指を差しだしてきたから、彼女の小指とも絡ませる。
「ルシルさん。母さんを、よろしくお願いします!」
「お願いします!」
「頼むぜ、坊主」
「はいっ!」
「いってきます!」
そうして俺とクイントさんは、ナカジマ一尉たちに見送られながら地上本部へ向かった。到着するまでの車中で「どうだったルシル君。うちの家族のこと」クイントさんにそう訊かれたため、「とても楽しい時間を過ごせました」本心で答えた。
「良かった♪ 良ければまた遊びに来て。ギンガもスバルも君のこと気に入ってくれたみたいだし」
「その時は是非! あ、でもギンガとの結婚云々という話はもう無しですよ?」
「ざんね〜ん♪」
そんな笑い話を交えて車は走り、地上本部へ到着。局員専用の駐車場に車を停めたクイントさん。そして俺たちは車を降り、「それじゃあルシル君、ついて来て。地上本部、初めてでしょ?」クイントさんの案内で、地上本部内にいくつもあるミーティングルーム、その第3にやって来た。そこは部屋と呼ぶよりは講
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