暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?魔窟〜Devil’s Laboratory〜
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してはどうか?なんて、ギンガが可哀想過ぎます。彼女にも選ぶ権利があるんですから」
こういう話になる度に俺は自分の存在意義や、その想いを裏切ることへの罪悪感で押し潰されそうになる。
(なんか・・・しんどいな・・・)
クイントさんはそんな俺の心情を察したのか、または偶然かまた俺を抱きしめてきた。
「クイント准陸尉・・・?」
「ただ、なんとなくだけどこうした方が良いかな、って思ったの。ルシル君。君、本当に大人びた表情をするよね。私、これでも数多くの人の顔を見てきたから判る。とても寂しそうな顔してた。ごめんね・・・」
「いえ」
心地良いクイントさんの温かさに抵抗しないでいると、「おー。またやってんのか。坊主も大変だな」ナカジマ一尉が風呂から上がって来た。次も譲ろうかと思えば「はい。次はルシル君ね」クイントさんが俺を解放した。
それでも譲ろうとしたら、「それだったら一緒に入ろう♪」なんて言われたから、「お先に頂きます!」俺は即座に折れて、お先に風呂を頂くことにした。だって無理、無理だって。裸を見られるのは構わない。だが、見るのは耐えられない。俺だって男だもん。
「脱衣所のドライヤー、好きに使っていいからね」
「あ、はい!」
そんなわけで俺は先に風呂(とは言ってもシャワーだけだが)に入り、「空きました。ありがとうございます」ソファでくつろいでたクイントさんに空いたことを知らせ、先に順番を譲ってくれたこと、そして今日1日のことを含めて感謝した。
「どういたしまして。それじゃあ私もお風呂を済ませて、明日のために休むわね」
「はい。おやすみなさい」
「おやすみなさい♪」
リビングでクイントさんと別れ、用意してくれた客室のベッドに入って横になる。明日は早い。意識的に思考を切り、すぐに眠りに入った。
そして自然と目を覚まし、時刻を確認する。起床予定時刻の午前5時半ジャストの目覚めだった。ベッドから降りて大きく伸びをしてから、替えの局の制服へと着替え、鏡台の前で家から持って来た櫛を使って髪を梳かし、ヘアゴムで後ろ髪を縛る。そして洗面所を借りて顔を洗い、歯を磨き、「よしっ」最後にニッと笑顔を作る。
「おはようございます、クイント准陸尉」
「おっ。おはよう、ルシル君。寝坊もしないで、さすがね〜」
キッチンにはエプロン姿のクイントさんが居て、朝食を作っていた。それにギンガとスバルとナカジマ一尉の弁当もだ。クイントさんが「さ、出来たわ♪」俺とクイントさんの分の朝食を作り終え、ダイニングテーブルに一般的な洋食風の朝食が置かれた。
そして2人で今日の任務の工程を確認し合いながら朝食を頂くこと30分。食器洗いなどの片付けを2人で行っていると、「今日は良い天気になりそうだな」ナカジマ
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