暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?魔窟〜Devil’s Laboratory〜
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たんだからお前さんが気兼ねすることないだろ」
「お構いなくです、一尉。ただ、そろそろクイント准陸尉から解放されたいかな〜っと」
「だそうだぞ、クイント」
「は〜い」
ようやくクイントさんからのハグから解放された。そしてナカジマ一尉は風呂へ向かい、ギンガとスバルはクイントさんの両側に座った。ちなみに俺は3人の邪魔にならないように端っこに移動。
「あー、おかーさん幸せ〜♪」
「「わっ?」」
クイントさんは両脇に座るギンガとスバルを抱き寄せ、2人に頬ずりをする。きゃっきゃと弾んだ声を上げ、さっきの俺のようにされるがままだ。クイントさんは頬ずりを堪能した後、「ねえねえ、ルシル君。うちの家族にならない?」突拍子もない提案をしてきた。
「家族・・・? ルシルさんがお兄さんになる、ということ・・・?」
「ルシルおにーちゃん・・・?」
ギンガとスバルの視線が俺に向けられた。家族になろう。俺はこれまでに2通りの誘われ方をした。1つは養子による兄弟関係、1つは結婚による夫婦関係。前者は以前のはやてで、後者はシャルやトリシュタンだ。クイントさんはどっちなのだろうと(明らかに後者だよな)思って「どちらの意味でしょう?」そう訊いてみた。するとクイントさんはニヤニヤ笑って、ギンガをチラッと見た。
「ギンガって、学校に好きな男の子とか居る?」
俺とギンガを結婚させる気か、この人は。ギンガは顔を赤くして「い、居ません!」答えたら、「じゃあ、ルシル君はどう?」クイントさんがそう言うものだから、「??・・・っ!!」ギンガはその意味を察してさらに顔を赤くした。そしてスバルは意味を解っていないため、目を丸くしている。
「ルシル君、将来は約束されているわよ〜? 顔よし、頭よし、性格よし、家事も出来て、魔導騎士として強い、後の調査官っていう将来有望さもある。その代わりライバルが強い・・・んだよね?」
「・・・まぁ、一応・・・」
はやては後の機動六課の部隊長で、シャルはベルカ自治領ザンクト・オルフェンの実質的なリーダーであるフライハイト家の娘で、トリシュは後に弓のパラディンとなるだろう。あれ、俺、ひょっとして逆玉の輿状態なのか?
「どうギンガ? 頑張って参戦――」
「しません!」
ギンガは大きな声を上げて「おやすみなさい!」それでも律儀に挨拶をしてリビングを出て行った。スバルは最後まで俺たちのやり取りの意味が解らなかったようで、「おやすみなさい」ペコッとお辞儀してからリビングを出て行った。
「あちゃあ」
「クイント准陸尉・・・、変なことを仰らないでください」
「あら? もしかするとルシル君はもう相手を選んじゃってたりする?」
「そういうわけではないですが・・・、いきなり結婚
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