暁 〜小説投稿サイト〜
攻撃手 狙撃手 エンジニアのトリップ集団!!
トリップ二年目
第一章 みかん、師匠になる
第五話 みかんはいい師匠

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〜東side〜
おれは優しいと思うんだ、みかんは。
A級隊員になったみかんから、刺身をもらった。
今までの飯の礼らしい。
律儀だな、礼なんていらないのに。

太刀川は餅を大量にもらったらしい。
それが割引品であることに気づいてはいたが、言わないであげた。
迅には・・・

「私の友人に勝手にちゃん付けしたからあげない」

と、言って回し蹴りをしていた。
恐ろしい子だとつくづく思う。
だからと言って優しくないわけではない。

奥寺と小荒井の扱い方など、優しいものがある。

「ジュースぐらいおごるわよ。なにがいい?」

「おれ、コーラ!!」

「それ、まずくないの?」

なぜか半否定気味。
別に本人が好きならいいと思うが。
奥寺はミルクティーという。

「ミルク嫌いなんだよね」

みかんは友達がいるか、不安にさせられる。
真木やすみれは慣れたのだろう。
初対面相手には言えないことをズバズバ言う。

「あ、いたいた。
ぼくにはないの?勝手に巻き込んどいて」

菊地原が乱入した。
風間さんたち以外にみかんに話しかけるとは・・・珍しいな。
みかんは人を引き付けるより、実は扱い方を知っていて引き離すタイプなのだろう。

「風間さんにでも奢ってもらってね。」

「えぇー」

やっぱり扱い方をわかっている。
その横で小荒井と奥寺で飲みものの交換で揉めている。
みかんはそれがうるさかったようだ。

「だまりんしゃい!!
飲めればおなじなんだから、本当は水でいいのよ!?
生意気なやつめ」

「いや・・・自分からおごるって言ったんでしょ」

楽しいなら何よりだ。
みかんは自分が思う以上に師匠向きなんだと思う。

〜きっきーside〜
私、すごく気になるんだけど・・・
今、横にいる人、知ってる。
訓練しようと思って居るんだけど・・・

「ツインスナイプ特訓中!!」

・・・お分かりいただけましたか?
佐鳥賢ですよ、佐鳥。
さとけん!!
しかし、なぜここに。嵐山隊って今あるの?
後にみかんに聞いたら、「木虎はまだいないんだけど」と言われた。

「ねぇ、きみきみ、名前は?」

「えっ、私!?
真木・・・だけど?」

「オレは佐鳥賢、よろしく☆
今から訓練なら一緒に・・・」

「あ、遠慮しとく」

太刀川さんじゃないから要らない。
ツインスナイプに興味ない。
そしてさとけんに興味ない。

「あの〜口に出てますけど」


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