マブラヴ
1218話
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かって来る。
それも、当然ただ飛んでくるだけではない。通路へと向けて攻撃を放ちながら、だ。
その攻撃により、小型種も合わせると数千、あるいは万に届くだけのBETAが死体へと姿を変えている。
更に真っ直ぐこっちに来るのではなく、軽く蛇行しながら通路へと攻撃を繰り返し、よりBETAの被害を増やすという行為を行っていた。
この辺は歴戦のパイロットらしく、そつない行動と言えるだろう。
……もっとも、それだけBETAに大きなダメージを与えてもすぐにそれを回復するBETAの戦力補充速度は異様と言ってもいい。
『さて、到着したけど……それが門級って奴か?』
どうやらマリューから門級に関しての情報は既に全軍に行き渡っているらしい。
余計な説明はいらないと判断し、映像モニタに映し出されたムウへと頷きを返す。
「そうだ。この奥に反応炉か、アトリエか……あるいはそれ以外の何か別の重要なものがあるのは間違いないと思うんだが、門級を破壊して先に進もうとした途端にこの有様だ。そんな訳で、ここをお前達に任せて行ってもいいか……と聞きたいけど」
『さすがにそれは止めてくれ。せめてもう数人ここに到着するまで待ってて欲しい』
「だろうな」
確かにムウのアシュセイヴァーは、ベースとなった機体から色々と改修されている。
それが最も顕著なのが、背中にあるエナジーウィングだろう。
有人機の機体全てに装備されたエナジーウィングは、今ではシャドウミラーを示す部隊章の1つに近いと言っても言い過ぎではないだろう。
シャドウの方でもエナジーウィングを付けている機体は結構あるが。
ともあれ、エナジーウィング以外にも有人機……特に幹部の機体は細かい改修がかなりされている。
だがそれでも、ニーズヘッグに比べると一度に相手に出来る敵の数はどうしても少なくなってしまう。
……まぁ、これは他の機体が弱いって訳じゃなくて、ニーズヘッグがシャドウミラーの象徴という事で圧倒的に強化されまくっているってのと、身体に幾らGが掛かっても全く問題ない俺が長年の経験とPPを使ったカスタマイズの複合効果で操縦技術が誰も追いつけない位置にいるからというのが正しい。
もし俺以外のパイロットがニーズヘッグに乗って、俺がやってるようにニーズヘッグを動かしてみた場合、間違いなく重傷に……あるいは死ぬ事になるのは間違いない。
混沌精霊の俺だからこそ、全速力で飛んでいる状態から強引に機体を反転させたり出来るんだし。
そんな風に色々な意味でオーバースペック、いや、オーパーツとすら呼んでもいいような機体がニーズヘッグだ。……オーパーツはちょっと意味的に合わないか?
ともあれ、そういう機体だからこそ単機でBETAを相手にして一方的に無双状態になっている訳で、幾らシャ
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