マブラヴ
1217話
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ピットへと戻り、こちらに向かって真っ直ぐに……それこそ取るものも取り敢えず的な速度でこっちに向かってくる突撃級が映像モニタに映し出される。
うん? そうだな、なら久しぶりにこれを使うか。
コックピットへと戻ったばかりなのだが、再び外へと出て……
「鬼眼!」
魔眼を発動する。
俺の持つ鬼眼は、低レベルの魔眼だ。
それこそFate世界で最高峰の魔眼でもあるライダーの魔眼と比べれば、威力は思い切り落ちる。
実際、ある程度以上の抵抗力を持つ相手に対しては効果を発揮しないだろう。
だが……このマブラヴ世界のBETAに、魔眼に対する抵抗力などというものがある筈もなく……先頭を突き進んでいた突撃級が転び、動きを止め、逆走し、仲間に襲い掛かり、といった様々な異常行動を取る。
中には石化しているBETAもおり、背後から突き進んでくるBETAが石化したBETAに躓いて派手に吹き飛ぶ。
それを見ながら、発揮した鬼眼の効果に満足しつつ再びコックピットの中へと入っていく。
「さて、BETAの先鋒である突撃級はこの様だ。BETAはどう行動する? ……まぁ、そこまで難しい事を考える頭はないんだから、恐らく無計画に突っ込んで来るだけだろうが」
そんな俺の呟きが正しいのは、突撃級の背後から現れた要撃級、戦車級、闘士級といったBETAの行動が示していた。
突撃級のすぐ後に現れたBETAは、真っ直ぐこっちへと向かってくる。
倒れている突撃級を避けながらも進んでくるBETAへと向かい……俺は先制攻撃の意味も含めて、ヒュドラの先端に付いているビーム砲を連射し、エナジーウィングから刃状のエネルギーを放ち、腹部拡散ビーム砲を放つ。
そこから放たれたエネルギーの固まりは、真っ直ぐBETAへと向かい……大きな爆発を引き起こすのだった。
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