暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1217話
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に通信が切れる。
 ハイヴの外では相変わらず激しい戦いが続いているらしい。
 まぁ、ニヴルヘイムの性能とマリューの指揮能力を考えれば、BETAを相手に心配する必要はないだろうけど。
 そう判断し、ヒュドラのビームサーベルを展開し……門級へと向かって斬り掛かる。
 予想外に硬い手応えがあったが、それでもニーズヘッグの一撃を防げる程でもなく、あっさりと門級は斬り裂かれた。
 前方のヒュドラ2基によるビームサーベルの攻撃で、あっさりと切断された門級はそのまま向こう側への穴を開ける。
 よし、取りあえずこれで向こう側に進む事は出来るようになったな。
 そう判断し、出っ張りの部分も同様にビームサーベルで切断してからニーズヘッグのコックピットを開いて一旦外へと出る。
 装甲に触れてのT-LINKシステムによる操縦で、ニーズヘッグを斬り裂かれた門級へと近づけ……一応敵対行動を起こされてもいいように警戒しながら、門級の破片と出っ張りの破片を空間倉庫から取り出した容器へと入れて仕舞い込む。
 これでOK、と。
 そう判断してニーズヘッグに戻ろうとした時……背後から無数のBETAがこっちに近づいてくるのをT-LINKシステムによって察知する。
 ちっ、随分と早い到着だな。出来れば反応炉を破壊してから来て欲しかったんだが……
 こうなると、迂闊に門級を攻撃してしまったのが痛い。
 もし上手くこの門級を開けていれば、閉じる事によって背後からの増援を遮断出来たかもしれないのだから。
 いや、どのみち開ける方法がなかった以上、それを言っても後の祭りか。
 それに、元々俺の目的としては火星の息吹作戦のフェイズ2でもある、ハイヴ内のBETAの数を減らす事だったのだから。
 そう考えれば、寧ろこの展開は俺に取ってラッキーだったと言ってもいい。
 この奥にあるのが反応炉か、それともアトリエか……あるいはそれ以外の何か重要な施設やら守るべき物があるのかもしれないけど、それを拝む前にBETAの数を減らしておく事になりそうだ。
 それに、ここで戦っていればいずれ他のハイヴ突入メンバーがこっちにやって来る可能性もある。
 ……まぁ、フェイズ9のマーズゼロだけに、内部構造はかなり複雑になっているのは間違いないだろうけど。
 ともあれ、今俺がやるべきことは変わらない。
 そう思いつつ、ふとこの門級の向こう側で敵を待ち受けるのもいいのでは? と思ってしまったが、それはすぐに却下する。
 敵を一度に相手に出来ないのであれば、直接戦う相手を少なくするのは最善の策だろう。
 だが、俺の場合は無数のBETAを敵に回しても戦えるだけの実力がある。
 そうである以上、一度に大勢のBETAを仕留めることが出来る今の状況は寧ろ歓迎すべき事だった。
 再びニーズヘッグのコック
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