暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1217話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と言うよりは単なる生体組織にしか見えないんだけどな。
 その辺に関しては、後日夕呼辺りにでも聞いてみるか。
 ……母艦級も合わせて、俺達は2種類も新種のBETAを見つけてるんだな。

『それで、その門級はどうにか出来そう?』

 マリューの言葉に合わせて、改めて門級の周囲へと視線を向ける。
 先程も確認したが、やはりここには特にスイッチの類がある訳でもない。あるのは門級から伸びている出っ張りのようなものだけだ。
 多分BETA特有の何らかの仕掛けがあるとは思うんだけど……

「どうだろうな。こうして見る限りだと、ちょっと難しいと思う。どうにかすれば開けることが出来るだろうけど、それをやっている間に他のBETAが応援に来る可能性も否定出来ないし」

 あるいは、俺以外に誰かを連れて来ていれば話は別だったのかもしれない。
 だが生憎と俺が個人で行動している以上、そんな時間的な余裕はない。……事もないが、生身でBETAと戦うのは面倒でもある。
 鬼眼とかは有効だろうし、ゲイ・ボルク辺りを使えば色々と一掃は出来そうだけど。

『じゃあ、無理矢理押し通って頂戴。わざわざ門級なんて存在がいるんなら、恐らくその先には何か大事な物があるのは間違いないでしょうし。具体的にはアトリエか、反応炉か……あるいは、それ以外の何かか』
「了解した。すぐに向こうに攻め込む」

 可能であれば何とか自力で開けてから進んで欲しいと言われずに済んだ事に安堵し、早速攻撃しようとして……

『あ、でも一応念の為にその門級の一部は持ってきてくれる? 映像データはニーズヘッグの物をそのまま流用すればいいと思うけど、実際に物的証拠があればマブラヴ世界の方でも色々と信用度は高いでしょうし』

 シャドウミラーとしては、別にそこまでマブラヴ世界の地球に対して親切にしてやる必要もないと思うんだが、この辺がマリューの優しいところだよな。
 まぁ、技術班にいるだけあって、技術的な興味深さとかもあるんだろうけど。
 面倒ではあるが、確かに新種のBETAの物的証拠があれば文句はないだろうし……何より、恋人のお願いの1つや2つくらいは聞いておきたい。
 Fate世界の件でそれなりに心配をさせてしまったようだし。

「了解した」

 BETAの組織とかも、一応研究材料ではある。
 基本的に使えるものは殆どないんだが、それでもBETAがG元素という、俺達にとって有益な素材を作り出している。
 だとすれば、もしかしたらBETAの体内からも使える何かが見つかるかもしれない。
 そこまでいかなくても、未知のBETAだけにデータ的な意味で保存しておきたいって気持ちは分からないでもない。

『じゃあ、お願いね。……重量子ビーム砲、撃てぇっ!』

 その言葉と共
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ