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揺らした。
山城は呆然と、廊下に出た提督に目を向けた。初霜は突如轟音と共に現れた提督に驚愕の相を向け、初霜に守られるように頭を抱えられた青葉は、狭い視界の中で真っ赤になった目を見開いて提督に見入っていた。
執務室の外に居る、提督を。
三人のそれぞれの目に見つめられる提督は、襟を正し、帽子を確りと被り、咳一咳しておもむろに背を伸ばして声を上げた。
先ほどの轟音以上の、提督からすれば今後もう無い様な大声で叫んだ。
「提督が鎮守府に着任しました! これより艦隊の指揮に入ります!!」
提督は小さく息を吐き、どこかぼんやりとした三人を見回してから、少し恥ずかしげに肩をすくめた。
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