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にしただけ、言われた言葉を思い出しただけで、大淀の中は綺麗に浄化された。自身の中から何が、誰が消えたのか大淀にはもうどうでも良い事だった。少なくとも先ほどまでの事を考えても違和感もなくただ当然と、そうだった、と思うだけだ。
――それにしたって。
そう胸中で呟いて、大淀は籠の中にあるそれを手にした。それはただのカップラーメンだ。それ以上でもそれ以下でもない。
――私もこれも、安いなぁ。
大淀は自身を心配そうな相で見つめる明石に苦笑を向け、肩を落とした。
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