第9話 繰り返す過ち
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!」
「ミネ、もういいんダヨ。元はと言えばオレっちが行けないんダ。ミネ1人なら逃げらレタ。ケド、オレっちが追いかけたからダヨ。こうなったのはオレっちの責任ダ。」
「もういい、お前は黙ってろ。」
そう言って木々の隙間を抜けようとした瞬間、アリーが木を蹴り後ろに跳ぶ。
「おい!」
「行ケ!」
立ち止まる俺に、背中越しにアリーは俺に怒鳴りつけた。
「こうなりゃ...」
「ミネ、さようならダ。」
次の瞬間、ジョニーに押し倒されるアリー。
「ウッ...グッ...」
「捕まえたっ!あの女じゃねぇのは気に食わねぇけど...どうするっすかヘッド〜」
「この場で...殺すか...」
「まぁ待て。さて、商会のbossはこの状況どうするつもりだ?」
「行ケ!お前はここで死んでいい人間じゃナイ!」
「黙れよ!」
「アゥッ!」
冷えていく頭。人間、怒りすぎると、どうやら逆に冷静になるとは本当らしい...。
「明日、答えを聞きに来てやろう。そうだな。この女を返す代わりに、ギルドを解散してお前には死んでもらう。明日の15時、場所は同じ場所。」
「いいだろう。一日の猶予を暮れてやるとはなんて優しい殺人鬼だことで。こちらからは、アリーに手を出すな。出した時点で俺は全兵力を上げてお前らを殺しに来る。もちろん、性的な方面も、暴力な方面も一切手を出すな。」
「wow...そんなにこの女が大事か?」
当たり前だ。アリーは.........。
「あぁそうさ。大事な部下なんでな。」
「hahaッ!いいだろう。」
「狼を舐めるなよ...」
「お前の二つ名...昨日堪能したぜ。」
光の届かない森の奥。
そこで、殺人鬼と狼は睨み合う。
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