第9話 繰り返す過ち
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m PoH》
[同じ場所。今からだ。]
「a-han...まさか来るとは思わなかったぜ。商会のボス様よ。」
「俺こそ、お前に呼び出されるとは思わなかった。殺人鬼」
「今日はお仲間は連れてねぇのか?」
「お前こそ、赤目と紙袋はどうした?」
そこで一瞬、PoHが笑った気がした。
まるで...獲物が掛かったかのような。
今この状況でアイツにとって嬉しいこと...。
商会本部...違う...。俺...いや、俺はおそらく最後...。キリト?違う...。俺へのデメリット...。俺の最大の弱点...1人...奴は...ほかの連中...。
そこで俺は気付いた。
もし、これ自体が本命ではなく、囮だったら?俺を確実におってくる人間が居て、それが俺と親しかったら?本命は...。
「アリーかッッ!?!」
俺はすぐに回れ右をして走る体制になるが、それをPoHが阻んで来る。
「おっと...今戻られると困るからな。少し危ないsportsをしようじゃねぇか。」
「チィーッ...!」
少し考えれば分かることだった...昨日と同じことを俺はまた繰り返した訳か...。
迫り来る包丁を避けながら、打開策を探す。
ない...ない...ないっ...ないないないない!
珍しく俺は本気で焦っている。
あの数どころかXaXa1人でもアイツにはキツイだろう。
俺がコイツを倒すと言うのがあるが、そえそう余裕でもない。実際昨日から装備の補充をしていなかった。これも織り込み済みか...。
「タチわりぃ...。」
「お前は厄介なんでな。」
[早々に消えてもらう...]
さらに激しくなる剣撃で、避け切るのも難しくなってきた。
「ミネッ!」
「アリー!逃げろ!」
細剣を抜きざまに一閃。
急な攻撃に少し戸惑いつつも避けるPoHを確認することもなく、アリーを抱き抱えて一気に走る。
やはりか...。
雑魚ではなく出てきたのはジョニーブラックとザザ。
今ここでアリーを守りながら戦うのは、正直無理だ。そもそもアリーは死に関して敏感すぎて、他人を直接攻撃することは出来ないだろう。
増援なんてものは有り得ない。
俺は、逃げに集中する。
「悪い。またやっちまった。」
「この馬鹿ガッ!」
「今知ったよ!」
俺の筋力パラメータでは全力では走れないが、それでもアリーに走らせるよりはマシだ。
アリーを左肩に担ぎつつ、徐々に届きつつある攻撃を右手の細剣で弾く。
「オレっちを置いて行ケ!このままじゃ二人とも死ぬゾ!」
「知らん!生きる!取り敢えず...街まで走りゃいい!そうすりゃ万事OKだろうがよっ
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