暁 〜小説投稿サイト〜
SAO〜裏と 表と 猟犬と 鼠
第9話 繰り返す過ち
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
m PoH》

[同じ場所。今からだ。]




「a-han...まさか来るとは思わなかったぜ。商会のボス様よ。」

「俺こそ、お前に呼び出されるとは思わなかった。殺人鬼」

「今日はお仲間は連れてねぇのか?」

「お前こそ、赤目と紙袋はどうした?」

そこで一瞬、PoHが笑った気がした。
まるで...獲物が掛かったかのような。

今この状況でアイツにとって嬉しいこと...。

商会本部...違う...。俺...いや、俺はおそらく最後...。キリト?違う...。俺へのデメリット...。俺の最大の弱点...1人...奴は...ほかの連中...。

そこで俺は気付いた。

もし、これ自体が本命ではなく、囮だったら?俺を確実におってくる人間が居て、それが俺と親しかったら?本命は...。

「アリーかッッ!?!」

俺はすぐに回れ右をして走る体制になるが、それをPoHが阻んで来る。

「おっと...今戻られると困るからな。少し危ないsportsをしようじゃねぇか。」

「チィーッ...!」

少し考えれば分かることだった...昨日と同じことを俺はまた繰り返した訳か...。

迫り来る包丁を避けながら、打開策を探す。

ない...ない...ないっ...ないないないない!

珍しく俺は本気で焦っている。

あの数どころかXaXa1人でもアイツにはキツイだろう。

俺がコイツを倒すと言うのがあるが、そえそう余裕でもない。実際昨日から装備の補充をしていなかった。これも織り込み済みか...。

「タチわりぃ...。」

「お前は厄介なんでな。」

[早々に消えてもらう...]

さらに激しくなる剣撃で、避け切るのも難しくなってきた。

「ミネッ!」

「アリー!逃げろ!」

細剣を抜きざまに一閃。

急な攻撃に少し戸惑いつつも避けるPoHを確認することもなく、アリーを抱き抱えて一気に走る。

やはりか...。

雑魚ではなく出てきたのはジョニーブラックとザザ。

今ここでアリーを守りながら戦うのは、正直無理だ。そもそもアリーは死に関して敏感すぎて、他人を直接攻撃することは出来ないだろう。

増援なんてものは有り得ない。

俺は、逃げに集中する。

「悪い。またやっちまった。」

「この馬鹿ガッ!」

「今知ったよ!」

俺の筋力パラメータでは全力では走れないが、それでもアリーに走らせるよりはマシだ。

アリーを左肩に担ぎつつ、徐々に届きつつある攻撃を右手の細剣で弾く。

「オレっちを置いて行ケ!このままじゃ二人とも死ぬゾ!」

「知らん!生きる!取り敢えず...街まで走りゃいい!そうすりゃ万事OKだろうがよっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ