第1章:平穏にさよなら
第26話「これから」
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
う。私はそう言う時の支えになりたい。
...だって、私はお兄ちゃんが大好きだから...!
「そうか.....。」
「...話はそれだけ?」
「...そうだな。うん、それだけだ。」
「じゃ。」
さっさと織崎君から離れる。...私が言った事で何か考えているみたいだけど、気にもしたくない。...無自覚で人を魅了で陥れてる奴だから、一緒にいたくない。
=神夜side=
「今の....。」
兄の力になりたいと言っていた志導緋雪。
「...妄信的になってるな...。」
力になりたいとか、支えになりたいとか、挙句の果てに言う事は何でも聞くとか...。
「...まさか、洗脳されてたりするのか?」
同じ転生者でも、それは十分あり得る。
「...だとしたら、何とかして解放しなければな....。」
それにしても、妹さえも洗脳するとは優輝の奴...!
「...許せないな....!」
いつか解放してやる。
俺はそう決意して、教室へと戻った。
=優輝side=
「....ん?」
何か、今面倒な奴に目を付けられた気がする...。...気のせいか。
「どうしたの?」
「いや、なんでもないよ。」
司さんに少し心配されたので、大丈夫だと言っておく。
「....これから平穏に暮らせるか....?」
「...無理だと思うよ?」
「だよねー....。」
つい呟いた言葉にばっさりと司さんに突っ込まれる。
「魔法に関わった時点で、平穏から離れると思うから...。」
「魔法ってそんな疫病神みたいな存在だっけ...?」
少なくとも関わっただけでそうなる訳じゃないはず...。
「...まぁ、嫌でも関わるべきなんだけどな。」
「....両親が魔法関連の事件に巻き込まれたかもしれない事?」
「まぁ、ね....。」
なんで司さんがその事を知ってるのかは分からないけど、大方クロノから聞いたのだろう。...司さん、色んな人からの信頼が厚いし。
「クロノ君はロストロギアの可能性が高いだろうって。後、次元犯罪者も関わってた可能性も...。」
「そうなのか...?」
これは初耳だ。...クロノが情報源って事は司さんを経由して僕に教えるつもりだったのかもしれないけど。
「次元犯罪者か...。...お父さんとお母さん、大丈夫かな...?」
「無事だと信じるしかないよ...。」
「...そうだね。」
キーンコーンカーンコーン
...と、チャイ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ