十九人目
SYMPHONY OF DESTRUCTION
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それがそのまま…
ただのびっくり話で終わってりゃあ……
この事は奴の村にも伝わった。
親達は心底喜んだよ。
生きていてくれたんだと…
だが…
村の奴らは許さなかったんだ。
恐れ…
憎み…
怯え…
怨み…
その感情は全て親に向けられる…
後はお前の想像通りだ。
竜人から人間から、みんなグルになってよ…
両親はやられ放題やられて死んだよ。
負の連鎖てのは、想像よりもしつこく…
簡単には止まねえもんだ…
奴はその話を聞いてしまったんだよ。
みんなに嫌われてるから、村には帰らなかったんだぜ?
ガキのくせに…
奴は全部分かってたんだ…
それなのによお…
案の定…村は壊滅…
生きてる者は全て殺した。
同時に奴は、その日から少しの心も残さず…
邪龍の血だけをたぎらせる…
これがあの時代…
たった独りで、世界を恐怖のどん底に落とし入れた…
魔人の伝説の始まりなんだ。
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