ロックマンゼロ3
第29話 壊れた宇宙船
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「ルイン…」
「久しぶり…だね…。エックスのパーツを渡して以来…だね」
「ええ…」
エックスのボディをエルピスから守れなかった罪悪感からか、ルインはハルピュイアを直視出来ないでいる。
それでもハルピュイアに聞かなくてはならないことがある。
「シエル達に何したの?」
「ご安心を。Dr.シエルを含めたレジスタンスに手出しは致しません。ルイン、今すぐDr.シエルとレジスタンスの者達を連れてこの場を立ち去って頂けませんか?」
「どういうこと?」
「説明している暇はないんです。ルイン、今すぐこの場を立ち去って下さい。いいですね」
それだけ言うと、ハルピュイアはこの場を飛び去った。
「……………」
『ル…ルイン。聞こえる…かしら……?』
「シエル、無事だったようだね。ここから先は私達だけでやらせてもらうから、君達はレジスタンスベースに戻っていてくれるかな?何だか嫌な予感がするの』
『で、でも……』
ルインの言葉にシエルは戸惑うが、宇宙船から聞こえてきた声にルインはハッとなって宇宙船の方を見つめる。
「グオオ…ッ」
「何なの…この声…初めて聞くのに、どこか懐かしい感じがする…」
宇宙船から聞こえてきた声は初めて聞くはずなのにどこか懐かしいものを感じた。
ダークエルフに酷似した反応に僅かだけ混じっているゼロの反応が何を意味するのかを確かめるために、ルインは通信をOFFにすると宇宙船の中に突入した。
宇宙船の中にはメカニロイドとパンテオンがおり、こちらに向かってくるパンテオンとメカニロイドを返り討ちにする。
先に進むごとに何かの激突音が強くなっていき、奥にあるシャッターを開くと、ゼロと巨大なレプリロイドが戦っていた。
あの巨大なレプリロイド…初めて見るはずなのにどこか懐かしい。
しかし、今はそんなことを気にしている場合ではない。
敵のゼロへの攻撃が激しくなっており、あまりの攻撃の激しさにゼロは反撃のチャンスを掴めないでいる。
ルインはZXセイバーをチャージすると、一気にダッシュで距離を詰めてチャージセイバーを叩き込んだ。
「グ…オオ……!!」
チャージセイバーのダメージで、レプリロイドの腕が地面に落下した。
「ごめん、ゼロ。遅くなったね。あれは何なの?」
「奴はオメガ。どうやらネオ・アルカディアはこいつの破壊に来ていたようだが、ファーブニルとレヴィアタンが既にこいつにやられている」
「あの二人が!?」
ファーブニルとレヴィアタンの二人がオメガというレプリロイドに敗北を喫したという事実にルインは目を見開いた。
次の瞬間、オメガの両腕は元の位置に戻る。
「ゲッ!?」
「ちっ…しぶとい
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