第31話 とある梅雨の一日
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「おはよう、零治!」
「おはよう、零治君」
「はよ〜す」
テストも終わり梅雨シーズン。ジメジメと熱くなってきて寝づらい時期になってきた。
テストはみんな思った通りにいったみたいだ。
なのはは当然、フェイトもなんとか古文を45点まで持っていた。
それでみんなハッピーといきたかった所だったが、1人問題があった。
「どうしてこうなったんや………」
「自業自得だ」
はやてが苦悩して課題をやっている所にフェリアが冷たく言った。
「ふぇ〜ん、フェイトちゃん………」
「はやてが悪い」
「なのはちゃん………」
「少しは反省するべきなの」
「すずかちゃん………」
「二人の言うとおりだよ」
「零………」
「眠いから却下」
「何でみんな放置なんや!!放置プレイか!?」
はやて、女の子がそんなこと言うな。
「何で私たちの名前が無いのかしら………」
「本当に失礼ね………」
「全くだ」
それぞれ文句を言うアリサ、加奈、フェリア。
「当たり前やん。フェリアちゃんはともかく、二人はドSやないか」
「ドSって………」
「いい度胸ねはやて………」
眉をピキピキさせながら怒りを露にする加奈。
「レイ、ドSってなんだ?」
そうか、そんな知識知るわけないか。
「ドSってのはな、なのはやアリサ、加奈のように人を痛めつけて快感を得る頭のいかれた奴らのことだ」
「なるほど」
ポンっと手を合わせるフェリア。
「零治君、生きてまた会おうね」
「無事に帰ってきてね」
フェイト、すずか?
いきなり何言ってるんだ?
まるで俺が今から戦場に行くみたいに………
「………零治君?」
「何だ?なの………」
その瞬間悪意に満ちたプレッシャーに俺は何も言えなくなる。
「いい度胸ね、何が変な奴ですって?」
「兄さん、本人を前にしてよくそんな風に口が回るわね………」
3人がそれぞれ近づいてくる。
「お、俺が一体何をした!?」
「零治君………」
「すずか、お前もあいつらに………」
「ドSで頭のいかれた奴って言ってたよ………」
…………………そうだった!!!
「零治君オハナシする?」
「断る!!」
俺は初めてなのはのプレッシャーから逃げる。
「逃すと、」
「思ってるの!?」
逃げた先に、アリサと加奈が立ちふさがる。
「クッ、3対1とは卑怯な………」
「安らかに眠ってな」
「頑張れ〜零治君〜!」
「「「「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね………」」」」
「いいなぁ俺も罵られたい………」
はやてとクラスメイトが俺に好き勝手声をかけてくる。
いろいろ言いたいことがあるが………
神
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ