マブラヴ
1216話
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ルギーで次々に戦車級を仕留めていく。
数秒と掛からずに戦車級が全滅し、その場に残っているのはニーズヘッグだけになる。
Eフィールドを展開したまま、周囲の様子を確認。
特に危険がないのを確かめてから、そのまま再びドリフト内部を進んでいく。
そこからも何度となくBETAと遭遇しては一掃するといったことを繰り返し、やがて進行方向にポッカリと空いた空間が見えてくる。
ハイヴの中にある場所の1つ、ホールだ。
そうして突入したホールの中で待ち受けていたのは……
「だと思ったよ!」
ニーズヘッグが姿を現すや否や、一斉にこっちへと向かってくる突撃級と要撃級。
上空からは戦車級が降ってきて、地面の上には闘士級の姿もある。
また、要撃級の後ろには要塞級も待機しており、文字通りに最大限のおもてなしといったところか。
「ファントムッ!」
その言葉と共に、ヒュドラから48基全てのファントムが飛び出す。
ビーム弾を発射し、ビームソードを展開してこちらに向かって突っ込んで来る突撃級や要撃級を滅ぼしていく。
また、健気にも地上を移動しながらこっちへと向かってくる闘士級に関しては、腹部拡散ビーム砲を使って掃射、上空から降り注ぐ戦車級は、エナジーウィングの刃状のエネルギーで消滅させていく。
そうして向こう側の切り札でもある要塞級がこちらへと歩を進めようとした、その時……
「そうそう好きにさせると思ったか!」
ランツェ・カノーネのトリガーを引き、こちらへと向かって進もうとしていた要塞級が爆散していく。
BETAの最大戦力でもある要塞級があっさりとやられたというのに、BETAに怯むところは全くない。
まぁ、ステータスの撃墜数が増えないって事は、命がない存在なんだろうから当然だけど。
「うん? ああ、なるほど。そっちが最大戦力だったのか」
T-LINKシステムによる反応が上部へと向かう。
相変わらずそこから降ってきているのは戦車級だったが、俺が見ているのはその戦車級ではない。
T.T.キャノンの砲口を上へと向け……次の瞬間には天井を破ってその存在が姿を現す。
巨大さは、要塞級をも上回り……恐らくハイヴ内部でドリフトを掘っている存在の母艦級が。
確かに母艦級程の大質量なBETAが降ってくるというのは、ニーズヘッグにとっても大きなダメージとなる可能性は高い。
……当たれば、だが。
トリガーを引かれたT.T.キャノンから放たれたビームが、真っ直ぐBETAへと到達する。
T-LINKシステムによりビームの軌道を自由に変えられるその特性により、母艦級の胴体へと巻き付くように移動し……次の瞬間には母艦級のその細長い身体は輪切りとなってこちらへと降り注ぐ。
当然母艦級の中には
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