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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter33
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ら周囲1qは被害にあうぞ!」

「自爆装置!?」

ゆうくんが状況を説明してくれて音姉はもうすぐここが自爆に巻き込まれることに驚く。

「俺は敵を引き付ける、そうすれば悠里達は安全に脱出できる」

ゆうくんは自分がやる役割で私達のリスクを下げようと自ら危険に飛び込もうとしている。

そんな…そんなの…!

ゆうくんは下に降りようとしてるのかエスカレーターのある場所に向かおうとしていた。

私は感情に身を任せゆうくんに近づいて背中からゆうくんに抱きついた。

「っ!?悠里?」

「……いや…」

抱きついたことに驚きを隠せないでいるゆうくんに私は今思ってある感情を全部ぶつけた。

「もう…置いていかれるのも…置いていくのも…もう嫌よ…ゆうくん」

ゆうくんが離れて私の心は何処か空いてしまっていた。

ここで手放したら本当に手が届かない場所に行きそうで怖い。

「悠里…てもこのまま…じゃっ!?」

私を説得しようとしたときゆうくんは後ろからきた胡桃に頬殴られた。

「胡桃!?いきなりなにし…」

「これは学園生活部全員怒りだ」

少し怒り気味のゆうくんを胡桃は途中で言葉を遮ってそう告げた。

「漸く見つけたと思ったらまた消える?ふざけんなよ!お前は私達のこと仲間じゃないっていうのかよ!みんな!お前がいなくなってから、みんなどんなに悲しんだかわかるか!?あの放送で…死んだと思ってりーさんは管理局に復讐しようとしてたんだぞ!」

私達の悲しみを胡桃はゆうくんに声を荒げながら口にしていく。

「悠里が!?」

「学園生活部…いや、私達みんな誰一人でも欠けたら意味ないんだよ!誰一人も死なずに生きぬく!雄也がまた居なくなるんだったら私は全力で止めてみんなのもとに無理矢理引きずり戻す!元管理局だろうが殺戮者だろうが構うもんか!今のお前は学園生活部の部員だからな!」

迫力のある胡桃に終始圧巻し言葉も出せなくなったゆうくんはなにも言い出せなくなった。

胡桃に続いて音姫さんと由紀ちゃんもゆうくんに近づく。

「雄也くん」

「…音姉」

「私ね、今すっごく怒ってるんだよ」

「……」

「勝手に居なくなって…私達がどれだけ心配したか…雄也くんはもっと私達を頼ってよ!それともそんなに私達は頼りない?」

「そんなことない!」

音姫さんのいうことをすぐさまゆうくんは否定した。

「俺がいなくてもやっていけると思ったぐらい…頼りになると思った」

「……本当なら説教するところなんだけど…いまはそれどころでもないからこれは学校に帰ってから…だから必ず帰るよ」

「ゆうくん」

音姫さんの話が終わったと同時に由紀ちゃんが話しかけた。

「ゆ
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