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ぼくだけの師匠
第1章〜ぼくらを繋ぐ副作用〜
06.鬼ごっこ
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れ替わるようにやって来たのは、出水と米屋だった。
そこは出水と米屋に任せておき、如月は太刀川と出会った。
確認すべきは鬼か否か。

「俺は鬼じゃない。
やべ〜鬼か聞く前に時枝斬っちゃった。」

「だとおもった。確認したかぎり時枝は味方だ」

「あぁ、やべ」

そんな時、誰かが緊急脱出した。
出水と米屋だ。
蜂の巣にでもされたのだろうか。嵐山と諏訪に。
如月は今いる場所を確認し、太刀川から弧月を貸せと言う。
今、彼女は弧月を所持していないのだ。

「知ってるか?ここの下はロビーなんだ」

「つか、トリオン体じゃないやつらを解放してどうすんだよ。逃げれないし。」

「だから鬼を緊急脱出させるのが、俺たちなんだ」

太刀川は納得したらしく、弧月を貸し与えた。
そして床を切り刻む如月。
落下する二人。
その二人が見たのは城戸司令官の冷たい目だった。

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