1部分:第一章
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れって滅茶苦茶怖いじゃない」
「だからよ」
中心になってその話をする娘がここで集まっている皆に話した。
「その日はその山には絶対に登るなって言われてるのよ」
「登ればそのお化けにやられるから」
「だからね」
そしてだった。言われることはだ。
「その山にはその日は絶対に登るな」
「そういうことね」
「つまりは」
「そう、絶対によ」
話をする娘がまた話す。
「そう言われているのよ」
「成程ねえ」
「怖い話もあるわね」
「世間には」
そんな話をしていた。その時だ。
陽子は自分の席にいてそうしてそこから動かない。何処かはなしを聞かないようにしてだ。そこに蹲っているのであった。
話をしていた女の子達は彼女に気付いてだ。声をかけた。
「あれっ、陽子ちゃんどうしたの?」
「何かあったの?」
「元気ないみたいだけれど」
「べ、別に」
話を聞いてだ。びくりとなって返す感じだった。
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