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天才小学生と真選組の方々。
少年探偵団との出会い
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トしたのは、この2人ね。ただ、この世界には実在してないみたいなんだけど。」
宇宙海賊春雨、第七師団??
私は後ろを振り返った。みんなが緊迫した表情になっていた。特に神楽ちゃんは。神楽ちゃんと目を合わせると、神楽ちゃんは頷いて見せた。
「か…かみ…」
「あ、ふ、うさぎ?」
「なんて読むんだ?この漢字。」
「検索してみたところ、どうやら、右はかむい、左はあぶと、って読むみたいね。」
神威と阿伏兎??
またもや全体に緊張が走る。神楽ちゃんの表情が、さらに険しくなったのが見て取れた。
「あ、それと」と女の子がまた喋りだす。「もう1人、ヒットしたのは、高杉晋助、っていう男の人。」
何回めだろうか、空気が張り詰めた。旦那が険しい目で、剣のつかを握った。
「でも、灰原、存在しないってどういうことなんだ?」
「実はさっき言った人たちは全員、『銀魂』っていうアニメの登場人物でしかないのよ。」
銀魂…私たちの作品は、この世界ではこう呼ばれているのね。
そこまでわかったところで、私はその子たちに気付かれないように神楽ちゃんのところまで移動し、小声で言った。
「神楽ちゃん、これ以上追求したら、あの子たち…」
神楽ちゃんが頷く。「命の危険があるアル。神威たちもここにいるのなら、証拠を残さないようにして帰りたいはずネ。でももし、自分達のことを知っている人間がいたら…」
「完璧に殺される。」
旦那も頷いた。「高杉達のことだからな。」
「どうするアルカ?」
「ちょっと手荒なやり方だけど…」
みんながまさか…という顔で見守る中、私は大胆に傘を開いて、5人の子供達の前に躍り出た。
子供達がびっくりした様子で私を見る。
「こんにちは、少年探偵団の皆さん。」
3人の子達が驚いたようにささやき合った。だがパソコンを操作している女の子とメガネの男の子は鋭い眼光でこちらを見据えている。
「ところで」剣を鞘から抜く。刃が日の光を浴びてキラリと光ると、みんなは一歩後ずさった。「なんで宇宙海賊春雨について調べているのか、教えて欲しいの。」
周りの人たちがざわつき始めた。やばい。長居は禁物だ。
「それってさー」メガネの男の子が静かに言った。「僕たちを脅してるの?」
「ええ。その通り。よくわかったわね。あなた、お名前は?」
「江戸川コナン」
「そうなのね。コナン君、とでも呼ばせてもらおうかしら。」
言いながら、私は総悟と目を合わせた。そして目で言った。【江戸川コナン君は、この子だった!】
総悟は頷いた。私はまた少年探偵団に視線を戻した。
「教える気はないの?」
「何で教えなくちゃいけないのか。まだそれについて聞いてないよ」
「それを言う必要はないわ」
「へー。じゃあこっちも言う必要ないよね?」
「でも言うことになるわ。」
「どうして?」

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