第二十二話:フィルター越しの対話
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くっ付いて来る事や食べ過ぎる事を、疎ましく思うかもしれないだろう。
「……そうか」
だから、気持が続いている間だけ……コイツの我儘や思いを聞いてやろう。
……悪罵にも似た言葉をかけた、せめてもの詫びだ。
どうも此方の世界へ来る前から、こういった硬い床の場合は壁にすがった方が、俺はよく寝れる。
なので癖の様に壁の方で座ったまま眼を閉じれば―――マリスが俺の手を握ってきた。
「……このまま、寝ていい?」
「好きにしろ」
それだけ言うと、俺はまどろみに抗わず、意識を沈めていった。
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