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殺戮を欲する少年の悲痛を謳う。
7話 天使のような死神(グリムリーパー)
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ンドガンをもって5分以上かけて中に入る。
 

 クロノスを含め、警察がISのアパートに行き、捜査をしていた。
 「綺麗な死体だな」
 ベテラン警察に見える男性がその死体を見てこういった。
 「なあ、クロノス。君はこれから何を思う?」
 男性はすべてを悟ったように言う。するとクロノスは敢えて見たままのことを言った。
 「蹴破れらた扉。さっきまで銃を握っていたかのように右手が硬直しているな。それからこの家から金目のあるものが消えている。恐らくこいつらはISだろう」
 ベテラン警官の男性は笑いながらこういう。
 「お前。本当は誰が何の目的でこのようなことをしたのかわかっているんだろ?」
 クロノスはそれに対し、肯定も否定もせずに言う。
 「犯人の目的は恐らく金だ。銃は今の時代アメリカで高く買い取られる。それでも説明不足ならば、自分の実力が知りたくておまけに金に困っていた。というべきだろう」
 敢えて視点をそらしで意見する。クロノスからしてみればこれをやった犯人の招待が見破られ、警察が追うという結末は望ましくないのだ。だからこういって、自分は知らないアピールをして警官にかまうなと言いたいのだ。それを見抜いた警官は彼に口を割らせるように鎌をかけているのだ。しかしクロノスは動じず瞼1つ動かさずに言葉を選ぶ。
 「すまん。電話だ」
 彼は逃げるように無線をつなぎシャルラッハート・ワシントンに連絡を取る。
 『どうしたクロノス?』
 「いや、申し訳ない。以前廃工場で交戦した敵を追っているの。警察の連中には手に負えないから引くように伝えて欲しい」
 シャルラッハートはしぶしぶ答える。
 『ああ。わかった』
 「本当すまないな」
 クロノスは依頼主であるシャラルラッハートに申し訳なく答えた。
 無線を切り、彼はバイクでその場を離脱した。
 「必ず殺す。カリヒ」
 
                        ……続く
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