43話
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ジで」
「そ、そうなんだ。じゃあ早く仕事片付けようかな!」
「楯無さんこそあんまり無理しないでくださいね」
そんなこんなで仕事の片付けを待つ俺だが紅茶を持ってきて貰ったときに虚さんがふふっと笑って去っていた姿が何故か心の中で引っかかった。
ー武道館ー
「1000・・・よし、つぎは素振りかな」
ISで作ったパワーリスト(左右50kg)で全体の筋肉を鍛える鍛錬や、いろいろな武術の鍛錬が終わったのでリストをISの中に仕舞い、次は居合の素振り(もちろん模擬刀)をする。と言っても刀の重さと同じでは居合は辛いのでIS使用時の重さの刀を振るう。
一応木偶を作り(完全固定型)そこに打ち込むように刀の居合をする。
「・・・なんでいつもこんなに辛い鍛錬をするの?」
ふと思ったのかそんな事を聞いてくる楯無さん。
そんな疑問に少し笑いながら
「そうですね。強いて言うなら、生きるため、ですかね。」
「あら、それは失礼な事を言っちゃったわね」
「別に失礼ではないですよ?」
「私に言わせればこの質問は愚問だからよ。生きるためにこんなに辛い鍛錬をするなら仕方ないわ」
振っている刀を鞘に戻し、楯無さんより少し離れて座る。
「・・・実を言うと、俺のISの特性のせいで鍛錬してるってのもあるんですけどね」
「あら」
とぶっちゃけた話をすると意外そうに返事をする。
「それでも、少しオーバーワークと思われても仕方ないわね」
「慣れれば楽ですよ。一夏にもこれ程では無いですがやらせてるんで楯無さんもするなら練習量調整しますよ?」
「あら?これでも普段から鍛えてるのよ?」
と自信満々に言ってくるので
「考えればそうですね。生徒会長ですもんね」
別に皮肉を言ったつもりはなかったのだが不服だったのか
「む、信じてないわね?なら信じてもらうまで組手しましょうか?あ、ハンデは無いわよ?」
と言うとそのまま構えてくるので大人しく構えをとる。
「・・・分かりました。では行きますよ」
俺から楯無さんの懐に踏み込む。そのまま勢いをつけて襟を掴み投げようとする。
「・・・ふふっ」
そのまま投げられる筈もなく、掴まれる前にしゃがみ腹に鋭い蹴りを入れる。
「ぐっ!」
「まったく、ビクともしないわね。あなた金属で出来てるんじゃない?」
確かに吹っ飛びもしなかったが、運良く鳩尾に入らなかったので大したダメージにはならず集中し次の戦法をとる。・・・後の先で決める。
「・・・来ないならこちらから行くわよ」
と見事な足さばきで急に前に来たような感覚がくる。
「見事な骨法で
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