暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1215話
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イムロスってのは結構痛いので、コーネリアはニヴルヘイムにいて貰うのが最善ではあるんだけど……コーネリアの場合、普通にラピエサージュで敵を攻撃しながらでも指示を出せるんだよな。
 それに、コーネリアの操るラピエサージュはかなり強力な機体だ。
 実働班のリーダーを務めているというのは、伊達じゃない。
 だからこそ、若干のタイムロスを承知の上でコーネリアには最前線に立って貰っている。
 実際、ギアス世界にいる時もコーネリアは前線で戦いながら指揮を執っていたしな。
 また、前線に立っては危険だと言う者もいるのだが、コーネリアには護衛としてギルフォードがいる。
 ヴァルシオン改に乗っているギルフォードは、特機だなんだというのとは関係なく腕が立つ。
 そのギルフォードの戦いを見た上で、ギルフォードを抜いてコーネリアに攻撃をしようなんて思う奴がいれば、俺は寧ろそいつに対して尊敬の念を抱くだろう。
 最強の盾にして矛。……タスクじゃないが、ジガンスクード的な存在でもある訳だ。
 乗っている機体は多少違うけど……いや、技量の方も違うか。
 そんな事を考えながら、ドリフトを進んでいくと……やがて視線の先に、こちらへと向かってくる突撃級の姿が見える。

「お前達か。……死ね」

 短い一言と共に、T.T.キャノンのトリガーを引く。
 放たれたビームはドリフトを自由自在に動き回りながら飛んでいき、装甲殻をあっさりと貫く。
 同時にそのまま真横へと直角にビームが曲がり、貫いた先にいる突撃級の命を絶つ。

「ほら、どうした。お前達BETAの力を……俺に見せてみろ!」

 ヒュドラからのビーム砲を連射しながら叫び……BETAの群れへと向かって突っ込んで行く。
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