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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第46話 御剣カイトと陽海学園
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、自分がしたことを思い出したのか、小さな声で『太もも触っちゃった〜』っと言いながら、鼻血を出した。まさか、鼻血を出すシーンなんて、ギャグ以外で見た事無かったから、少し驚くのはカイトだ。

「(やれやれ メチャ純情っていうのかな? これで鼻血出すやつ初めてみた)」

 月音のリアクションを見ながら楽しんでいると、
 モカはいきなり正体を暴露しながら、月音の血を吸っていたのだ。本当に驚きの連続である。

「うぎゃあああ 血ぃーーー吸われたーーーー!! ってバンパイアーーー−− あの十字架とかにんにくが嫌いな!??」

 血を首元から、勢いよく出しているのに、ちゃんと話しが出来ている所が非常にすごい。人間とは思えない程に。危ない感じはしないので、気にしなかった。

「月音。もーちょい落ち着いて話せ。こんな美人相手に落ち着けんのはわかるが いくらなんでもやかましい」

 カイトは、後半は、半分呆れ顔、半分にやけ顔でそう言った。

「でもーーー 血吸われたんだよ!!」

 月音は、先程のことで、パニックになっていた様だ。真面目に驚いている、と言う事だろう。

「はいっ! ごちそうさまです! あぁ……あなたの血ってすご〜〜くおいしいんですね! すごい…っ」
「はははは…」

 モカは、本当に美味しかったのだろう。両頬を手で挟み込むと悶えていた。

「あっ! あなたも新入生ですか? はじめまして! 私は赤夜萌香(あかしやもか)って言います! こうみえてもバンパイアなんです。あなたは月音の友達ですか?」

 萌香は、また正体を暴露していた。確か校則があったと思えるが、今は自己紹介が先だと判断して、カイトも返事を返した。

「あ! こちらこそ よろしく! 俺の名前は御剣カイトっていいます。後、月音とは この学園に来るバスの中で初めてあったからね。まあこれから友達に……って感じかな? 君と同じで」
「そうですか。私も1人で不安だったんです…… こんなわたしでよかったら友達になってください!」
「ああ、いいとも。と言うより、こんな美人相手に、光栄だな。こっちこそよろしく。 ……で、そろそろ落ち着いた? 月音』

 挨拶を済ませると、月音の方に向いた。
 萌香は、面向かって美人、と言われたので少し赤くなっているが、すぐに月音の方を向いたカイトを見て、社交辞令的なものだと、判断して 落ち着けた様だ。

「あ ああ うん…大丈夫大丈夫…こっちこそあらためてよろしくね。モカさん、カイト………(バンパイアっていったい…でもって なんで怪斗はナチュラルに会話できてるのかな?)」

 月音は、正直な所、不安でいっぱいだったが、とりあえず陽海学園へと向かった。




 そして、それは、その驚愕は。ほんの序章に
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