10部分:第十章
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
」
最後に左ストレートを浴びせる。それで決まりだった。最後のブローで全てが終わった。こうして彼は見事優勝を掴んだのであった。
「やったな!」
「やったで!」
観客席から関西弁で声援が起こる。
「勝ったわ大阪が!」
「お好み焼き屋が!」
「見たかい!」
そして彼自身も最後のブローを放った左手を掲げて誇らしげに叫ぶのだった。
「俺の勝ちや!正面からな!」
「ふん、KO負けか」
原は立ち上がり少し忌々しげに彼に言った。
「久し振りだぜ。こんなのはな」
「どや、お好み焼きパワーは」
誇らしげに彼の方を見ての言葉だった。
「強いやろ。パワーがちゃうんやぞ」
「上半身の動きもよかったな」
「それを読んで勝てると思うたわ」
またしても誇らしげに言う。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ