3部分:第三章
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ですか」
「そうだ。だから思い切っていくぞ」
そのうえでまた言った。
「はじめての時はな。そうするのが一番だ」
「はい」
「わかりました」
達明も他の部員達も先生のその言葉に頷いた。それで気合が入った。
「勝っても負けても悔やむな。しかし」
「しかし?」
「怯むな」
生徒達の尻を叩くような言葉だった。そこには確かな覚悟があった。
「どんな相手でもな。いいな」
そこまで言って生徒達を手招きした。ベンチの前にだ。
「来い」
「円陣ですね」
「そうだ。いいな」
「ええ」
皆それに従う。そうして顔を下に向けて円陣を組んで話をするのであった。
「何も考えるな」
先生はまず言った。
「野球のことだけを考えろ。ああしておけばよかったとかそういうのは一切考えるなよ」
「一切ですか」
「ああ、悔やむようなことだけはするな」
また言葉を出す。それこそが先生の本音であった。
「絶対にな」
「腹をくくれってことですね」
「そうも言う」
国友に対して述べた。
「とにかくだ。ここまで来たんだしな」
「じゃあ。悔いのないように」
「ああ、やれ。野球をな」
「はい!」
皆勢いよく頷いた。そうして円陣を解いて野球に向かう。こうして達明も戦いに入ったのだった。
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