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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?未来の前の大事
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た。

「あたしも・・・強くならないとダメ・・・なのかな?」

「大丈夫だよスバル。父さんも母さんも、私も居るから」

ギンガが体を起こしてスバルに微笑みかけるが、「でも・・・」スバルには迷いが生まれてしまっていた。後に機動六課が設立されるかどうか判らない今、ここでスバルの将来を決定づけてしまわないか不安だが・・・

「スバルは支えになれば良いんじゃないかな」

「「支え・・・?」」

「スバルは優しい女の子だ。強くならなくても、支えることは出来ると思う。強さで守ること、優しさで支えること、出来ることをやればいいさ」

そう言って笑ってやると、「ルシルさんの言う通りだよ、スバル!」ギンガもそう言ってスバルに微笑みかけた。そしてスバルは「うんっ!」笑顔で頷いた。それから俺とギンガはもう1戦だけ組手をした後、俺は2人の勉強を見たりしてクイントさんが買い物から帰って来るまでの時間を潰した。

「ただいまー!」

「「おかえりなさーい!」」

「おかえりなさい、クイント准陸尉」

買い物から帰って来たクイントさんを出迎える俺たち。ギンガとスバルは車に積んである買い物袋を1袋ずつ手にして、えっちらおっちらと家の中へ入っていく。もちろん「俺も手伝います!」残り2袋を両手に持っていこうとしたら、「お客さんにさせられないわ」クイントさんは微笑んで、軽々と重そうな買い物袋を持った。

「今日はみんな大好き鍋料理よ!」

「やった!」「わーい!」

冷蔵庫に食材をしまい込むクイントさんとギンガとスバル。微笑ましい光景に俺も笑みを浮かべた。そして「じゃ、ルシル君のお土産を頂こうか!」ということになり、ロールケーキの箱を開封。

「おお!」「「わぁ♪」」

「チーム海鳴の1人、高町なのはのお母さんは菓子職人でして。とっても美味しいんですよ」

「そうなんだ! じゃあこのラスクも?」

「あー、いえ。それは俺の手作りでして。すいません、手作りの物で」

味には自信はあるが、店の物じゃないということがちょっとな、と思う俺も居るわけで。でも「すごい!」クイントさんや、「手作りなんですか!?」ギンガや、「美味しそう!」スバルはそんなこと気にしてはいなかった。

「あの、食べて良いですか!?」

「あ、あたしも・・・!」

「もちろんだとも♪ 色によって味も違うから、楽しんでもらえると思う」

「それじゃあおかーさんも♪」

ギンガはハチミツ、スバルはストロベリー、クイントさんはココアのラスクを手に取ってパクっと一口。口に合えば良いなぁと思っていると、「美味しい!♪」3人とも笑顔になってくれた。俺はホッと一安心。

「本当に美味しい! ルシル君、君すごいわ!」

「味が違うから止まらないで
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