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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?未来の前の大事
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てね」
「へ? え、あの、何も聞いてないんですが・・・」
「ええ。だって今、話したから♪」
反論する間もなくクイントさんが次元港まで乗って来た車に俺は乗せられた。すごい押しの強さだ。そしてクイントさんが駆る車は一路ナカジマ邸へ向かって走り出した。
「いや〜。君のような有名人と仕事が出来るなんて嬉しいね」
「はあ・・・有名人、ですか・・・」
「そうよ。チーム海鳴は、クラナガンの悪夢での戦闘・避難誘導、リンドヴルム本拠地に乗り込んで壊滅させた立役者として有名だし、八神家はパラディース・ヴェヒターとして局内でも有名だし。君のような可愛い男の子があのランサーだと知った時の衝撃ったら。ふふ♪」
「やっぱ気味悪いですか? こんな子供が有名になるほどの強さを持っていて」
「ぷふっ! なにそれ自慢?♪ 」
「わっ?」
くしゃくしゃと乱暴に頭を撫でられてしまった。本当に豪快な人だったよな。それでいて優しくて、温かくて。これが母親なんだって憧れもあった。俺はそんなクイントさんが好きだった。だから亡くなったと知った時、その原因がスカリエッティと知った時、どれだけ心が乱されたか。
「気色悪いなんて思わないよ。というか羨ましい! それほどの強さがあれば何だって出来るから! だから君はその力を正しく使って、弱い人を守っていってほしい。私はそう思うな」
本当に楽しそうに笑うクイントさん。この笑顔をナカジマ家から無くさせるわけにはいかない。グッと握り拳を作り、決意を新たに固める。そしてナカジマ邸へと着き、「ようこそ。ナカジマ家へ♪」クイントさんと一緒に庭へと入る。広い庭にはギンガとスバルが居て、ギンガはすでにシューティングーツの型の練習をしていた。スバルは庭に設けられている長椅子に座って、ギンガの練習風景を眺めていた。
「ただいま、ギンガ、スバル!」
「「あ、おかえりなさい!」」
2人は満面の笑顔を浮かべてクイントさんの側に駆け寄って来て、その後ろについて来ていた俺を見たら、「こんにちは!」ギンガは笑顔を崩さずにお辞儀をしてくれた。まぁ、スバルはギンガの後ろに隠れるようにして「こんにちは・・・」おどおどと挨拶。やっぱこの時期はまだ人見知りの気があるか。
「こんにちは。今日1日お世話になる、時空管理局・本局、内務調査部・査察課・査察官、あと捜査部・特別技能捜査課・捜査官のルシリオン・セインテストです。よろしくお願いします」
「えっと、よろしくお願いします?」
こちらも笑顔を作ってビシッと敬礼入りの挨拶をして見せると、ギンガはどう返せば良いのか思い浮かばなかったのかそう返した。クイントさんが「いらっしゃい、で良いと思うよ」そう言うと、「いらっしゃい、ルシリオンさん!」ギンガはそう言い直し
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