暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?未来の前の大事
[2/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
。順調に終われば最終日に合流しようとも考えているんだが・・・。
「いいさ。また休みの日はどこかに遊びに行こう。アイリもそれで良いな」
「う、うぅ〜。・・・・約束だからね」
「ああ、約束だ」
俺にしがみ付いていたアイリが離れた。一度アイリの頭を撫でた俺はトランスポーターに入り、「じゃあ、行ってくる」手を振る。はやてとリインとシャマルは笑顔で手を振ってくれて、アイリは渋々と言った感じだが、それでも「気を付けてね」手を振ってくれた。そして俺は八神邸からスカラボへと直通転移。視界が光に閉ざされ、治まった時にはそこはすでに地球から遠く離れた時空管理局・本局。
「来たね、ルシリオン君」
「どうも、ドクター」
俺を出迎えてくれたのは神妙な面持ちのドクター、ジェイル・スカリエッティだった。ほぼ常にと言っていいほどに側に控えているウーノの姿はない。
「明日、ドクター・プライソンと関係があるとされるアジトの捜査に入るそうだね」
「ええ。首都防衛隊に同行する予定で」
「・・・私から言えるのは、細心の注意を払いたまえ、だ。彼はえげつない男だ。何を仕掛けているか判らない。いくら君のような戦闘力を有していても、仕掛けられた罠によっては君とて危ういだろう」
「忠告どうも。にしても・・・プライソンは、未だに性別を含めた個人情報が不明な、希有な犯罪者だ。ドクター、それを何故知っている・・・?」
そう訊くとドクターは無言になった。だから俺がその答えを代わりに言ってやろうかと思った時、「私の兄だからだ」ドクターがキッパリ断言した。やはりな。セインから、ドクターに兄が居ると聞き、そして通信で怒鳴り合っていると知ったその後、電子戦魔術ステガノグラフィアで探った結果、プライソンに辿り着いた。
「プライソン。本名はプライソン・スカリエッティ。気付いているだろうか。私とプライソンの名前には意味があることを」
「JailとPrison・・・。共に檻を意味している」
「ご名答。私と兄プライソンは檻の中に生きているというわけだよ」
最高評議会のことを言っているのか。ジェイル・スカリエッティの正体は、最高評議会がアルハザードの技術を使って生み出した人工生命体で、開発コードは無限の欲望アンリミテッドデザイア。だが、評議会の連中はきちんと手綱を握っていなかった。だから殺された。哀れなものだ。
「(ナンバーズやギンガ達の出生は変わっているが、恐らくドクターはそのままなのだろう)姿形が判る写真か何かは・・・?」
「すまないね。そういった物はない。それどころか顔も見たこともないのだよ」
そんなことを抜かすドクターに「はあ?」俺は本気で不快感を表してしまった。ドクターは苦笑して「ただ解るんだ。声を聴くだけで、私と
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ