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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?未来の前の大事
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†††Sideルシリオン†††
夏休みもそろそろ終わりに近づいてきた頃、査察課から俺にある任務が言い渡された。首都防衛隊。騎士ゼスト、クイントさん、メガーヌさんが所属している部隊からの応援要請で、俺は査察官として防衛隊の捜査に同行することになったのだ。
おそらく、先の次元世界で言う戦闘機人事件だろうと思う。が、ドクターやナンバーズは管理局員として生きている。そのドクターの代わりとして、プライソンという科学者が存在している。プロジェクトFを生み出し、それに最近知ったがギンガとスバルを造ったらしい科学者が。
(何かある。今回の任務)
戦闘機事件では騎士ゼストやクイントさん、防衛隊員数名が殺害され、メガーヌさんが拉致された。結果、ルーテシアもまた捕まってレリックウェポンの実験体にされてしまった。しかも今回は、許されざる嫉妬レヴィヤタン――いや、レヴィ・・・の転生体であるリヴィアも生まれている。となれば、あの子も実験体にされてしまうかもしれない。
(させるか、そんなこと・・・!)
そのためには首都防衛隊のメンバー全員を無事に帰す必要がある。先の次元世界では救えなかったが今回は違う。救える立場に俺は居る。
「準備は出来た? ルシル君」
俺の部屋にやって来たはやてに「ああ」そう答え、ボストンバッグを肩に掛ける。そして「ごめんな。急な仕事で、旅行・・・行けなくなった」予てから決まっていた海への旅行は俺だけキャンセルだ。行き先は去年と同じ月村家の別荘。アイリと海で遊ぶ約束をしていたが、反故にしてしまった。
「ううん、ええよ。それより気を付けてな。かなり危険な仕事やって聞いてるよ」
「大丈夫だよ。首都防衛隊の隊長たちはみんな強いし、それに・・・俺も居る!」
そう言って笑ってみせると「ぷはっ♪ そうやな! ルシル君、強いもんな!」はやては吹き出して、俺の右手を両手で取ると「お・ま・じ・な・い♪」ギュッと握りしめた。デート以降、はやてもなかなかに積極的になってきた。近いうちに告白されるかもしれない。そうなった時は・・・
「・・・ありがとう、はやて。おまじないのおかげで頑張れるよ」
「うんっ♪」
はやてと2人で俺の部屋を出、トランスポーターのある部屋へと向かう。俺を見送ってくれるためかそこにはシグナム達が待っていてくれた。そして「ルシル!」アイリが駆け寄って来て抱き付いてきた。
「アイリ。それにみんなも。俺は旅行には行けないけど、俺の分まで存分に楽しんできてほしい」
「はいですっ」
「おう」
「お言葉に甘えさせてもらうわね」
「すまないな、ルシリオン」
俺を除くチーム海鳴は予定通りに明日と明後日の1泊2日の旅行だ。ちなみに俺も今日はミッドに泊まって、明日早くから任務だ
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