【ソードアート・オンライン】編
122 茅場 晶彦
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この愛くるしい愛娘≠削除させる訳にはいかない。
「茅場──」
「《Yui》の処遇>氛氓ゥ、とある人間への報酬≠フ件がなかったらそんな事は忘れていただろうね。MHCP試作1号>氛沍Nにはプレイヤーネーム《Kirito》──ひいては升田 和人≠フ、無期限の観測を命ず」
「「……えっ?」」
いざ茅場とユイについて≠フ交渉をしようとした時、茅場から予想の埒外の言葉飛んでき来たので、思わずユイ顔を見合わせる。……ユイは鳩が豆鉄砲を食らった様な表情を浮かべている。
……ユイと同じ言葉が口から漏れているあたり、俺もまた同じ様な表情を浮かべているだろう。
「それじゃあ…っ」
「それは、またキリトさんやアスナさんと…っ」
《Kirito》の無期限の観測=B……その言葉の意味を脳内でゆっくり噛み砕き漸く理解する。改めてユイと抱き締め合う。その勢いたるや、もう磁石の様だっただろう。……《Kirito》の無期限の観測=c。それは俺にとって──否、俺とアスナからしたら正しく福音だった。
……しかし、良い雰囲気かところに水を差すような気分になってしまうが、何故茅場 晶彦がそんな奇特な事をするのか≠ェ気になった。
「一体どうして…」
「それについては私の口からはノーコメントだ。……どうしても気になると云うのなら、これが私からの細やかなプレゼントだと思ってくれ」
茅場は更に、ユイの処遇について語る。
「《Yui》については、カウンセリングのプログラムを抜削し──君がこの世界≠ゥら、脱出したと同時に君のナーヴギアのローカルメモリ内に圧縮して入れて──ああこの際だ、【SAO】のサーバー内≠ナはアイテムオブジェクト化される様にもしておこう。……現実世界≠ナの《Yui》の解凍や展開は和人君≠フ手腕次第だよ」
「必ずユイを解放してみせる」
「……良い返事だ」
何故かしみじみとした笑みを浮かべるそんな茅場に、いくつかの°Cになっていた事──または気になってしまったを、どうしても聞いてみたくなった。
「……幾つか訊いていいか?」
「時間的観点からして、1つくらいならまぁ良いだろう」
「……どうしてあんたはこんな事を──【ソードアート・オンライン】をデスゲームなんかにしてしまったんだ」
他にもユイについて誰から頼まれたのか≠ニか、茅場 晶彦≠ノは色々と訊きたい事があったが最肝要のそんな質問をしてみた。……【ソードアート・オンライン】が普通のゲーム≠ニして世に出されていたら初のVRMMORPG≠ニして、不朽の傑作になっていたのは間違いないだろう。
……なのに──どうしてこん
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