【ソードアート・オンライン】編
121 神の黄昏
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を看破≠ニキリトとヒースクリフが一騎討ちの末に相討ちに近い状態でゲームクリア≠ニ──その辺の事をふわっと教えてもらっていた。
……それでボス戦の後に大体の筋書きが書けるようになったのだ。……敢えて云うのなら、それからの展開を識らないからこその強み≠ニそれまでの展開を識っていたからこその強み≠ェ上手い事にマッチングしたので無事にヒースクリフを打倒する事が出来たのだろう。
「キリト君へは後ほど祝いの言葉を送っておくとしよう。……話は変わるが、君初めて出会った瞬間に直感したよ。……この少年は私の想像を越えてくれる人間だ>氛氓ニね。……実際君は麻痺≠──私の世界≠フルールを突破した」
「……あー、PSY(あれ)≠フことね」
PSY(サイ)≠竅gマヌーサ”は厳密に云えば──このゲームシステム的観点から見たら、チート行為になりかねないので苦々しい気分になってしまう。……しかしそれは、気持ちの良いものではないと云うだけで、後悔とかそういうのは特にしてないが…。
「ふっ、尚更君の様な人間に若い頃に逢いたかったと思わされたよ。……さて、では私はそろそろ行かせてもらおう──ああその前に、真人君に私の世界≠越えてくれた事に関する報酬を聞いていなかったな。……君は私に何を望む?」
「報酬、かぁ──あっ」
いきなり茅場さんから言われて困るが、ふととある事≠思い付いた。
「茅場さんは《Yui》を知っているだろう?」
「《Yui》──ユイとはもしかしてMHCPの事かね? ……なぜ君がアレ≠ノついて知っているのかはさておき──どうやら観測場所≠ゥらは居なくなっている様だったが…」
「……多分今は【リンダース】にいるはずだ」
茅場さんはふむ、と1つ頷くと手を振る。……どうにも、俺の言葉の真偽を確かめているらしい。……ちなみにユイが【リンダース】に居る理由はキリトとアスナがリズにユイを預けていたからである。
……理知的なユイはその時に珍しくも聞かん坊振り≠発揮させていたが、アスナの根気強い──飴と鞭≠ネらぬ飴と飴≠ネ説得によってお留守番を承諾。……それもユイがリズに懐いていたから出来た説得法だった。
閑話休題。
「……どうやら本当に【リンダース】に居る様だ。……で、ティーチ君≠ェ望む報酬は《Yui》で良いのかね?」
「俺じゃない、キリトだよ。……俺の望みを言おう。俺が望むのは《Yui》をこのゲームから切りだし《Yui》を和人のナーヴギアに入れる事≠セよ」
「ふむ、それだけでいいのかね?」
「……和人はプログラミングとかに強い。後は和人があっち≠ナ《Yui》を展開するなりするだろう」
俺がそこまで言
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